シュナイダーは、病的性格を発揚性、抑うつ性、自己不確実、顕示性、気分多変、無力性、爆発性、情性欠乏、狂信性、意識減弱の人という十型に分類した。
これを兄にあてはめると、その中心は顕示性の人であろう。これを別の言葉を使えば、ヒステリー性格と呼ぶこともできる。ヒステリーという心因性の病気の基礎になるのが、ヒステリー性格と呼ばれる性格だ。例外はあるが、ヒステリーになりやすい性格ということもできよう。ヒステリー性格は病的な虚言(空想虚言)を伴うことが多い。兄の性格にはこのようなさまざまな要素が組み込まれているのである。
こういうケースの原因は単一ではない。病気を原点とすることもあるし、先のケースのように持って生まれた性格によることもあるし、その性格・成育歴などに起因する後天的なものもあるので、実に複雑である。
このような場合、たとえ病気でないからといって、精神科関連の病院に相談してはならないということはない。自由に、気楽に相談に来てほしいものだ。なんらかの解決法が見つかるかもしれないからだ。中には医療の対象にならないケースもあるかもしれないし、医療の対象になるものもあるかもしれない。
これを兄にあてはめると、その中心は顕示性の人であろう。これを別の言葉を使えば、ヒステリー性格と呼ぶこともできる。ヒステリーという心因性の病気の基礎になるのが、ヒステリー性格と呼ばれる性格だ。例外はあるが、ヒステリーになりやすい性格ということもできよう。ヒステリー性格は病的な虚言(空想虚言)を伴うことが多い。兄の性格にはこのようなさまざまな要素が組み込まれているのである。
こういうケースの原因は単一ではない。病気を原点とすることもあるし、先のケースのように持って生まれた性格によることもあるし、その性格・成育歴などに起因する後天的なものもあるので、実に複雑である。
このような場合、たとえ病気でないからといって、精神科関連の病院に相談してはならないということはない。自由に、気楽に相談に来てほしいものだ。なんらかの解決法が見つかるかもしれないからだ。中には医療の対象にならないケースもあるかもしれないし、医療の対象になるものもあるかもしれない。