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「まさか」の人に起こる異常心理05

时间: 2020-01-31    进入日语论坛
核心提示:病気や人格障害かもしれないストーキング 二〇〇一年七月、社会に衝撃と不安を与えた桶川女子大生刺殺事件のさいたま地裁で、殺
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病気や人格障害かもしれないストーキング

 二〇〇一年七月、社会に衝撃と不安を与えた桶川女子大生刺殺事件のさいたま地裁で、殺人実行犯に懲役十八年、見張り役に懲役十五年の判決が言い渡された。ストーカー規制法などストーカー犯罪対策の法整備を急速に進めるきっかけとなった二年前の事件だ。
多くの人がストーカーという言葉を知ったのは、おそらくテレビ・ドラマからであろう。どこのだれかはわからないが、いつでもどこまでもつきまとっておどす。尾行や脅迫電話、脅迫状など、相手が未知の人間だからいよいよこわいのだ。未知の人間だから恐怖は倍加する。この原点は、ヒチコックものの一連の映画にあるのかもしれない。
しかし、わが国のストーキングはやや趣きを異にして、知っている人が八〇パーセントを占めているという。横浜市にある「ストーキング被害者の会」の被害者調査による新聞記事の要点をピックアップしてみよう。
回答者の九割は一年以上も被害が続き、警察に相談した人の半数が十分な対策をとってくれない、と不満をもらしている。はっきりした形の犯罪ではないから、警察もなかなか腰を上げないのである。
ストーカーの被害は殺人や傷害事件などへエスカレートするまで表に出にくいので、警察は摘発を強化しているものの、取り締まりには限界があった。
回答のあった計七一人分を集計、分析すると、被害者は女性が六三人(八九パーセント)と圧倒的に多く、年齢は三十代の二一人をピークに、十代から六十代まで幅広い年齢層にわたっている。
被害の類型では、同僚や元同級生らに好意を寄せてつきまとう「知人型」が五二パーセントと最も多く、次いで元配偶者や元恋人らによる「ドメスティック(家庭内)型」の二一パーセント。見知らぬ相手から一方的に好意を寄せられた人も二人いた。その他、隣人による長年のいやがらせ、暴力によるつきまといなどだった。
被害期間は九〇パーセントが一年以上で六四人、一四人が五年以上十年未満、十年以上の人も一〇人いた。
これらの被害者は、「心が殺されたようで笑えない。ストーカーに人生を返せと言いたい」「電話が鳴るとびくつく」「部屋のカーテンをあけられない」「顔を上げて歩けない」などと言っている。不安と恐怖から体調や精神のバランスをくずす被害者も少なくない。
元恋人から迫られたので断ったら、「ぶっ殺してやる」「生活をめちゃめちゃにしてやる」とすさまじいいやがらせの電話が入り、こういう荒っぽい口調の電話が一日二十回以上もかかったというケースもある。また、十年以上もつきまとわれている四十代の女性宅には、一方的なラブレターとともに、女性の服装や行動などを詳細に記録した監視レポートが定期的に郵送されるという。
ストーキングは病気のこともあり、好訴性、攻撃性といった人格障害(病的性格)などからくることもあるが、対応困難のケースが多い。
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