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「まさか」の人に起こる異常心理07

时间: 2020-01-31    进入日语论坛
核心提示:精神疾患も起因する児童虐待 最近、新聞でよく児童虐待の記事を目にする。二〇〇一年八月、兵庫県尼崎市の運河で、小学一年生の
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精神疾患も起因する児童虐待

 最近、新聞でよく児童虐待の記事を目にする。二〇〇一年八月、兵庫県尼崎市の運河で、小学一年生のK君(六歳)の遺体がポリ袋に入れられて見つかった事件は衝撃的だった。死体遺棄容疑で逮捕された母親(二十四歳)と義父(二十四歳)は、暴行を加えて死なせたと虐待死を認めている。
日本法医学会の調査では、一九六八年から七七年の十年間で、虐待による児童の死亡例は一八五件だった。それが九〇年代の十年間では四四三件に上り、死に至る深刻なケースが大幅にふえていることがわかる。二〇〇一年の一月から三月までに、すでに一六人の児童が虐待で命を落としているという。
全国一七四カ所の児童相談所に、厚生省がアンケートをしてまとめた一九九七年(平成九年)度の調査によれば、相談所が「虐待」として相談を受け、処理したのは五三五二件で、一九九〇年(平成二年)度の一一〇一件の五倍近くになった。全体の二一・八パーセントに当たる一一六六人を行政判断で児童養護施設や乳児院などに入所させた。一時的に施設に保護されたのは二五・九パーセントの一三八六人。児童福祉施設に入所している三万四四一七人の児童(平成十年二月一日現在)のうち、五・五パーセントに当たる一九一〇人の入所理由は「主に虐待・酷使が原因」となっている。
八七の相談所が、二三七件のケースについて「施設に保護された子どもの親から強引な引き取り要求があるなど、保護者への対応に苦慮した」と回答している。保護措置を解除した七一〇人のうち、「親の引き取り要求が強くて、やむをえず家庭に帰した」のが一一二人。これらは「家庭に戻って再び虐待を受ける心配のあるケース」だった。
児童虐待は当然のことながら、家庭環境(継母、継父など)、親の性格特性、子どもの性格など、もろもろの要素が関係してくるが、狭義の精神医療、広義の精神医療にかかわることが多い。カウンセリングを中心とした対応をしている精神科医では、家族機能研究所所長の斎藤学博士などが有名だが、中には精神疾患が起因となっているケースもあろう。
何年か前にテレビの人生相談の回答者として出演していたとき、「子どもが憎くてたまらない」と言う母親がいた。番組が終わって、その母親からくわしく話を聞いたとき、私はある予感がして、私の病院に来てもらって精査してみると、抑うつ症という診断に到達した。そこで抑うつ症の治療を施したところ、ほぼ二カ月たったころ、その母親は「このごろ、子どもが憎らしくなくなりました」と漏らすようになり、三カ月が経過すると今度は「子どもがかわいくなってきました」と言いだした。その後、幸福な親子関係が続いている。こういうケースもあるのである。
二〇〇〇年十一月、「児童虐待防止法」が施行された。虐待の定義が改めて法律で定められ、また児童相談所による立ち入り調査権が強化された。その影響か、全国に寄せられる児童虐待の相談が平成十二年度は一万八八〇四件に上り、前年の一・五倍以上と大幅に増加、相談所による立ち入り調査件数は二・五倍の一〇五件になったこともわかった。
しかし人権問題に絡んで、強制力の弱体化も予想されるし、相談所の指示に親がすなおに従うかも問題だ。つい最近、名古屋市で小学二年生の女の子が、実母と同居の男性から虐待されて死亡した事件があった。児童福祉センターは虐待の通報を受けていたにもかかわらず、死を防ぐことができなかった。まともに食事も与えられず、やせた体には無数のあざ、やけどの跡があったという。
「他人の子どもでも、必要があれば叱ろう」という、こんなあたりまえの言葉がわざわざ提唱される世の中だ。まあ、ともかく実施してみて、三年後の見直しを待ちたいものだ。
すでに述べたように、何事にもおかたい日本人は、異常と正常の境界をはっきりするのが好きなようだ。
身近な例として、かぜか、あるいは肺炎に発展しているかの問題をとり上げてみよう。肺炎の症状がはっきりしてくれば問題はないが、それまで待っていては手おくれになるおそれもあろう。多くの内科医は、患者の生命を救うために肺炎の症状が全部出そろうまで待ってはいまい。肺炎のおそれが少しでも出現したら、先手を打って肺炎対応の治療を始めるに違いない。
われわれの分野でも、多かれ少なかれ、その思想は生きている。要するに、今までとは異なった点があらわれたら、なんらかの手を打つことになろう。先手を打つこと、手おくれにならぬことが医療の中心思想なのである。
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