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「まさか」の人に起こる異常心理72

时间: 2020-01-31    进入日语论坛
核心提示:さまざまな人格障害 人格障害の分類については、いろいろな学者がさまざまな分類を提唱しているが、最もポピュラーな分類はアメ
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さまざまな人格障害

 人格障害の分類については、いろいろな学者がさまざまな分類を提唱しているが、最もポピュラーな分類はアメリカ精神医学会の診断基準に従うのがいいと思う。
●妄想性人格障害——ひがみっぽく、猜疑心が強く、説得がきかず、ささいなことを「陰謀」があるなどと曲解する。
●分裂病質人格障害——何事にも無関心、鈍感で、孤独である。
●分裂病型人格障害——人とのコミュニケーションがへたで、環境に適応して態度を示さず、たとえば空笑があったり、テレパシーや霊を信じたりする。
●反社会性人格障害——これが社会に最も大きな被害を与えるタイプである。自己中心で、自己抑制がきかず、すぐに激昂し、暴力をふるい、社会通念に背を向け、攻撃的、犯罪に走りやすいが、多くは衝動的、無責任である。
●境界性人格障害(ボーダーライン・パーソナリティ)——最近、臨床的によく使われる名称である。激越な人間関係と強い心の不安定が特徴である。戦後、アメリカあたりから発信された人格障害の類型だ。最高の理想像をある人間の中に見つけ出したかと思うと、同じ人間に対してささいなことで裏切られ感を持ち、猛然と攻撃し、こきおろす。振幅がはげしい。心の奥底には、理想化した人間から見捨てられたくない、という願望がひそんでいるかもしれない。近ごろ、よく言われる「ストーカー」なる人間の一部にはこの類型が見られるかもしれない。
●演技性人格障害——ヒステリー性格を頭に描けばいい。自己中心、他人から注目されたい心理が強いので、ふるまいがドラマチックでオーバー、パフォーマンス的な態度が目立ち、魅力的、暗示にかかりやすい。こういう人間とひとたび敵対関係になると、手ひどい反撃、あだ討ちをくらうことが少なくない。
●自己愛性人格障害——演技性人格障害が他人から注目されたいという欲求が強いのに対して、この類型の人は、他人からほめられたい、という気持ちが強く、自己を最高の人間だと信じ込むことが多いから、周囲からうぬぼれ、鼻もちならないと思われがちで、人々が寄りつかなくなる。ナルシストの悲劇だ。
●回避性人格障害——一人っ子にありがちな性格特徴に似ている。恥ずかしがり屋、引っ込み思案、臆病、他人の言葉にすぐ傷つきやすい、対人恐怖が強く、自己を極端に過小評価する。
●依存性人格障害——自分で決定、決断ができず、あらゆることに対して他人の意見、結論を聞きたがる。外来患者にもときどき、こういう人がいる。何をどうしたらいいか、どんな行動をとったらいいか、ささいなことまで問いただす。私は医者ですよ、弁護士ではありません、会社の上司でもありません、と答えたくなるような依存型の人がいる。
●強迫性人格障害——完全欲が強く、何々せねばならぬ、という頑固なタイプ。その考えを第三者に押しつけ、強要する。何事にもこだわりが極端で、行為に長い時間がかかる。何事も確認しないと気がすまない。
●好訴性人格障害——人格障害の中に、好訴性を入れる説もある。なんでもすぐに訴えるというタイプである。この程度のことでなんで訴えるのか、と第三者は考える。新聞を訴え、役所を訴え、個人を訴え、病院を訴える。訴えてもたいていは敗訴となるが、それでも執拗に訴える。
医者から投与された薬を飲んで眠くなり、車の運転を誤って交通事故を起こし、そのために「会社を首になった」と言って、医師を訴えたというケースがある。その薬はそれほど眠けを催さないし、また交通事故は自分の責任でもあるのに、すべてを医師のせいにする。もちろん患者は敗訴となった。
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