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「まさか」の人に起こる異常心理76

时间: 2020-01-31    进入日语论坛
核心提示:ヒステリー性(解離性障害)の病態「イヴの三つの顔」を現代の日本におきかえて脚色し、TBSから「私という他人」という多重人
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ヒステリー性(解離性障害)の病態

「イヴの三つの顔」を現代の日本におきかえて脚色し、TBSから「私という他人」という多重人格を扱ったテレビ・ドラマが放映された。私も監修という立場でお手伝いし、また私の病院でもロケをしたから忘れられない作品の一つとなった。
村井純子という主婦(三田佳子)が主役、プレイボーイの夫(山崎努)、精神科医大谷(小林桂樹)、その妻の女医(斉藤美和)と、なかなか豪華なキャストだった。
ふだんはわが子をひたすら愛する貞淑な人妻だが、いったん病気が起こると、セクシーで派手で、わがままな人格に変わる。精神科医の努力で再婚にこぎつけ、幸福な人生を踏み出すまでをサスペンスタッチで描いている。原著にもあるように三つの性格が登場する。三田佳子は三つの異なった人間をみごとに演じ分けた。
多重人格は一見、人格障害のように見えるが、実はヒステリー(解離性障害)性の病態である。病気への逃避を無意識下に起こし、自己の欲求を代償的に満足させるメカニズムだ。
テレビ・ドラマの純子の欲求不満は夫婦生活の破綻によるものだが、純子は小心、弱気で、だれにも打ち明けることができない。その不倫を解消し、夫に復讐し、他人の関心をひくために、純子はバンプ的な人間に変身する。
「イブの三つの顔」の話はアメリカで起こった事実である。日本ではまだこれほどの症例は発見されていないが、すべてがアメリカのあとを追いかけている日本で、今後は、こういうケースが生まれないという保証は全くないのだ。
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