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「まさか」の人に起こる異常心理87

时间: 2020-01-31    进入日语论坛
核心提示:異常の早期発見が心の崩壊をくい止める 二〇〇一年四月、東京の女子短大生がレッサーパンダのぬいぐるみの帽子をつけた山口誠容
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異常の早期発見が心の崩壊をくい止める

 二〇〇一年四月、東京の女子短大生がレッサーパンダのぬいぐるみの帽子をつけた山口誠容疑者(二十九歳)に殺され、同年八月には北海道の幼児が二軒隣に住む及川和行容疑者(二十四歳)に殺傷された。これといった症状の見られない普通の人間が、何かをきっかけに異常心理に襲われ、犯行に及んだという事件がこのところ多発している。
「被害者の後ろを歩いていた。声をかけようとしたら、その前に(被害者が)振り向いて驚いた顔をしたので、カッとして背中を刺した」(山口容疑者)、「目出し帽を脱いだとき子どもに見られ、不安になって引き返し、台所にあった包丁で子どもらを襲った」(及川容疑者)などの供述から、瞬時の衝動的な犯罪行為であったことがわかる。
人間の心というものは、かくもたやすく崩壊するものだろうか、と思う。
元塗装工の山口容疑者は札幌市出身で、住所不定、お金がなくなり、東京の工事現場で働いているところを逮捕された。
及川容疑者も退職して親から小づかいを減らされ、お金に困っていた。少なくとも二人の容疑者には、ふだんの普通の生活が変化し、それと並行してなんらかの心理的な変化もあったに違いないことが読みとれるのである。
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