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ことわざ雨彦流10

时间: 2020-01-31    进入日语论坛
核心提示:東男《あずまおとこ》 に京女《きようおんな》「幹竹《からたけ》を割ったような」という。さっぱりしていて、くよくよしない性
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東男《あずまおとこ》 に京女《きようおんな》

「幹竹《からたけ》を割ったような」
という。さっぱりしていて、くよくよしない性格のことである。
「いかにも男らしい」
と感じるのは、単純な男の単純な解釈にすぎない。言っちゃナンだが、ホンモノの男は、もう少し屈折しているのではないか。
江戸っ子は、昔っから五月の鯉の吹き流しにたとえられるように、気持ちはさっぱりしていて、物事にこだわらない。腹に含むところがなくて、単純である。
そんな江戸っ子に代表される東男に配するに、一見|嫋々《じようじよう》たる京女をもってきたところなんざ、誰が言い出したのかは知らないが、このことわざを作ったひとは、かなり人が悪い。京都の女性は、けっして優しくない。
「東男に京女」
ということわざは、
「男は、たくましく、きっぷのいい江戸の男がよく、女は、美しくて、優しい京の女がよい」といった意味だろう。たくましく、きっぷのいいことが「男らしさ」と考えられ、美しくて、優しいことが「女らしさ」と考えられていたフルーい時代のことわざだ。
その証拠に、京都の女性に、
「幹竹を割ったような性格の男を、どう思う?」
と訊いてごらん。彼女たちはニッコリ笑って言うだろう。
「へェ、そんなん、つまらんわァ」
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