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ことわざ雨彦流12

时间: 2020-01-31    进入日语论坛
核心提示:あちら立てれば こちらが立たぬ戯《ざ》れ歌に、あちら立てればこちらが立たぬ 両方たてれば身が立たぬというのがあるのを、ご
(单词翻译:双击或拖选)
あちら立てれば こちらが立たぬ

戯《ざ》れ歌に、
あちら立てればこちらが立たぬ 両方たてれば身が立たぬ
というのがあるのを、ご存じか? この歌、
いちばんよいのが頬《ほ》っかむり
と、つづくのである。
「事|勿《なか》れ主義」
という。なにごとも平穏無事にいくことを望んで「まあまあ、まあまあ」と、世を渡ることである。
どちらかといえば、そんな生き方をしてきた。すべてに消極的で、争いを好まなかった。
早い話が、酒を飲んでいても、争いが始まりそうになると、仲裁にまわるか、席を立ってしまうかの、どちらかだった。一方に非のあることがわかっているときも、いや、一方に非のあることがわかっているときのほうが、席を立つ場合が多かった。
しかし、三十歳を過ぎて二十年以上もたつと、だんだんそういう生き方がバカらしくなってきた。ホントのことを言って、
「たまには、徹底的に一方を庇ってみようかな?」と考える。もちろん、酒を飲んでいて、争いが始まりそうになったときに限るが……。
「頬っかむり」
というのは、なんとなくみんな背負い込むみたいで、イヤだ。実際にはそうじゃないかも知れないが、そんな気がするところが、バカらしいのである。
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