自慢じゃないが、長女も、次女も、三女も娘だ。息子は、同い年の息子しかいない。
どういうわけか、長女が産まれたときに、
「世間では�一姫二太郎�と言うじゃないか」
と慰められた。こっちは、これっぽっちも「男の子が欲しい」なんて思っていなかったから、妙な気持ちだった。
本来は、女児のほうが育てやすいところから、
「最初に産む子は女がよく、二番めに男児を産むのがよい」
といった意味のようだ。が、これだって、
「女児のほうが育てやすい」
という先入観の上に成り立っている言葉で、
「ホントに男に比べて女のほうが育てやすいか?」
というと、こいつばかりは、男児を育てたことがないので、わたしには、わからない。
往年の大関・朝潮は、結婚披露宴で、
「(子供は)男ならどっち似でもいいが、女ならオレ似は困る」
と笑わせたそうな。気の毒だが、昔から、
「男児は母親に似て、女児は父親に似る」
と、相場はキマッテル。
そういえば、ひところ、
「1姫2太郎3サンシー」
というCMがあった。避妊薬サンシーゼリーの広告である。
いまは、これ「一姫二太郎三3P」というようだ。