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ことわざ雨彦流142

时间: 2020-02-02    进入日语论坛
核心提示:千慮の一失思わず、「やるもんだなあ」と感心(?)した。神奈川県横須賀市内の別荘に冬休みで遊びに来ていた東京の小学六年の女
(单词翻译:双击或拖选)
千慮の一失

思わず、
「やるもんだなあ」
と感心(?)した。神奈川県横須賀市内の別荘に冬休みで遊びに来ていた東京の小学六年の女の子と横浜の小学四年の男の子が、別荘近くにある神奈川県警の警部宅に、
「二百万円出さないと、浮気をばらすぞ。人に知られたくなかったら、坂の下のタバコ屋に現金で持ってこい」
といった内容の脅迫状を三通も投げ込んでいたんだそうな。
ふたりは、三通目の脅迫状を投げ込んだとき、郵便受けが開く音を聞きつけて表へ出てきた刑事に難なく捕まってしまったが、
「せっかく別荘に遊びに来たのに、親から�勉強、勉強�と口やかましく言われ、つまらなくなって気晴らしにやった」
と、動機を語り、
「相手は、誰でもよかった。でも、まさか刑事さんの家だとは思わなかった」
と白状したらしい。それこそ、いろいろ考えたんだろうが、肝心なところが抜けていて、まさに「千慮の一失」だった。
しかし、これを、
「しょせんはガキの知恵」
と笑えるか、どうか? 子供たちが、
「誰でも胸に覚えがあるだろう。だから、ひょっとしたら、ひょっとするかも知れぬ」
と考えていたところが、時代である。
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