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ことわざ雨彦流172

时间: 2020-02-02    进入日语论坛
核心提示:飛んで火に入る夏の虫「飛んで火に入る夏の虫」ということわざに出てくる�夏の虫�は、やはり蛾のことだろう。が、なぜ蛾が火の
(单词翻译:双击或拖选)
飛んで火に入る夏の虫

「飛んで火に入る夏の虫」
ということわざに出てくる�夏の虫�は、やはり蛾のことだろう。が、なぜ蛾が火の中に飛び込み、みずから焼け死んでしまうのかは、蛾に訊いてみなければわからない。
蛾で思い出すのは、女のひとの化粧している姿である。コンパクトを開いて、鼻のあたまのあたりをパフでパタパタやっているのをみると、
「女は蛾なんだな」
と思う。皮膚から鱗粉が飛び散るようだ。
蝶と蛾のちがいについて、
「蝶は翅を合わせて止まるけれど、蛾は翅を広げたまま止まる」
と言うひともいるが、これは、あんまりアテにならない。翅を合わせて止まる蛾もいれば、翅を広げたまま止まる蝶もいる。
「夜の蝶」
といえば、酒場の女性たちのことだ。川口松太郎さんに、銀座の酒場の女性たちの生態を描いた『夜の蝶』という小説がある。
されば、
「夜の蛾」
というのは、なんのことだろう? もしかすると、オフィス・ラブとやらにうつつを抜かしているOLのことか。
そういうことなら、このことわざがみずから進んで禍《わざわ》いに身を投じることのたとえである意味がよくわかる。
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