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ことわざ雨彦流201

时间: 2020-02-02    进入日语论坛
核心提示:馬鹿の一つ覚え「馬鹿の一つ覚え」ということわざで思い出すのは、火野葦平さんの小説『糞尿譚』だ。たしか、トラックの横っ腹か
(单词翻译:双击或拖选)
馬鹿の一つ覚え

「馬鹿の一つ覚え」
ということわざで思い出すのは、火野葦平さんの小説『糞尿譚』だ。たしか、トラックの横っ腹かなんかに、片仮名で、
「エボオツトヒノカバ」
と書いてあって、これが「バカノヒトツオボエ」の逆だった——というシーンを、それこそバカの一つ覚えみたいに覚えている。
アタマの悪い人は、もの忘れがいいから、多くのことを覚えることができない。その代わり、一つのことを覚えると得意になって、いつまでも振りまわす。
典型的なのは、親会社から子会社に派遣されてきたバカな重役たちだろう。あいつらは、子会社が置かれている特別な事情など、まったく考慮せず、
「親会社でできたことが、子会社でできないはずはない」
と、子会社の従業員に無理難題を吹っかける。こういうのは「馬鹿の一つ覚え」と言うより、
「馬鹿の一念」
と言ったほうが適当かも知れない。ホント、子会社の従業員こそ�いい面の皮�だ。
このことわざには、
「一つのことにこだわる人間は、アタマが悪いのだ」
といった意味があるが、一つことにこだわったために大成する人もいるのである。世の中、これだから、バカなわたしにゃ面白い。
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