返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本名家名篇 » 作品合集 » 正文

ことわざ雨彦流209

时间: 2020-02-04    进入日语论坛
核心提示:日陰の豆も時が来れば爆《は》ぜる「日にち薬」という言葉を聞いた。なにごとも「時間が解決してくれる」というのである。悲しみ
(单词翻译:双击或拖选)
日陰の豆も時が来れば爆《は》ぜる

「日にち薬」
という言葉を聞いた。なにごとも「時間が解決してくれる」というのである。
悲しみも、怒りも、時がたてば忘れる。憎しみさえも、いつのまにか風化してしまう。まことに歳月こそは万能薬だ。
赤ん坊も、三年たてば三つになる。これだって、月日がモノ[#「モノ」に傍点]を言う例だろう。
「日陰の豆も時が来れば爆ぜる」
ということわざは、
「日の当たらぬ所に育った豆でも、時期が来れば自然にサヤが割れて、はじけるようになる」
という意味である。ここでも日にちが薬になっている。
もっとも、このことわざは、男女ともに時が来れば自然に色情にめざめることのたとえである。いつまでも「子供だ、子供だ」と思っていた娘が、ある日、突然婚約者を連れてくるようなものだ。この場合の日にちは、親にとっては劇薬に等しい。
そういえば、娘は「学校へ行く」とかナンとか言って、しょっちゅう出歩いていた。たぶん洋裁かナンか教わっているんだろうと思っていたら、なんと色恋にウツツを抜かしていたのか……。
思わず、カッとなって、
「そんなこと、どこで教わった?」
と怒鳴ったら、娘のいわく、
「教わらなくても、わかってる」
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%