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男のためいき女の寝息09

时间: 2020-02-04    进入日语论坛
核心提示:母親のような女性とは?女子大生の七割は「父親のような男性とは結婚したくない」し、半数以上が「父親のような上司の下では働き
(单词翻译:双击或拖选)
母親のような女性とは?

女子大生の七割は「父親のような男性とは結婚したくない」し、半数以上が「父親のような上司の下では働きたくない」と考えているそうな。大東京火災が東京都内で生活する女子大生五百人を対象にアンケートした結果だ。
自慢じゃないが、
「サモアリナン」
と思う。わたしもまた女子大生の父親の一人だが、かりにも娘から、
「あたし、お父さんのような男性と結婚したいし、お父さんのような上司の下で働きたい」
と言われたら、キモチ悪くってしようがない。言っちゃナンだが、父親なんぞは、娘に嫌われているくらいがちょうどいいのである。
それにしても、男の大学生たちは、どのように母親をみているんだろうか? 彼らは、案外マジメに「母親のような女性と結婚したい」し、また「母親のような上司の下で働きたい」ナンテ考えているんじゃなかろうか?
もし、そういうことだったら、
「男たちの結婚はますます遠ざかるだろうし、いっそ結婚しないほうがいいんじゃないのかな?」
とも思う。当世は男の結婚難時代だそうだけれど、わたくし、娘の父親としても、そんな奴らと娘を結婚させたくはない。
母親にしてみれば、
「息子が�母親のような女性と結婚したいし、母親のような上司の下で働きたい�と考えて、どこがいけない?」
と言いたいところだろう。が、これが、いけないんですね。失礼ながら、マジメに「母親のような女性と結婚したいし、母親のような上司の下で働きたい」ナンテ考えている息子が、一人前の女を愛せるわけがない。
それというのも、母親が息子に寄せる愛情というものは、ホントウのところは知らず、無償のものである。母親の立ち場で言えば、愛しているだけで心は満たされている。
ところが、一人前の女が男に寄せる愛情は、かならずしも無償のものではない。彼女たちの愛情には、ある種の期待もあり、打算もあるはずだ。
困ったことに、
「母親のような女性と結婚したいし、母親のような上司の下で働きたい」
ナンテ考えている男は、そのことに気づかない。それこそ愛されることに馴れきっているから、愛することを知らないのである。
そんな男を、いまどきの利口な女たちが相手にするだろうか? 彼女たちには、少なくとも「父親のような男性とは結婚したくない」と言いながら、結果的には父親のような男性と結婚してしまっても、
「それは、それなりによかった」
という言いわけが用意されている。
が、たとえば、彼が母親のような女性と結婚することができたとしても、彼の妻である彼女の愛情は、夫である彼には注がれず、やがて彼女の息子(または娘)に注がれるようになるだけのことだから……。
ホント、やめたほうがいい。
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