そして最近は、あの三浦事件の「未必の故意」である。私は仕事をしながらテレビを|聞いた《ヽヽヽ》りしていて、何度となくこのことばを耳にしていたのだが、これも「ウゴ」と同じく、自分で勝手に「密室の恋」だと信じきっていたのであった。矢沢判決が出る前で、レポーターが、「矢沢美智子の判決は、密室の恋かどうかが決め手になりそうです」というのをきいていて、「裁判をするのに、密室で二人が恋を語らっていたのが争点になるなんて、ずいぶんロマンチックなもんだ」と思っていたのである。ところがそれが、実は「未必の故意」だと知ったときの驚き。これまたボロボロと目からウロコが落ちた。「そうか。どうりでおかしいと思った」。新聞、週刊誌の類いも読んでいたにもかかわらず、それにずーっと気がつかなかったわけである。自分が正しいと信じきっていることは、必ず正しいのだと思いこんでしまう、母親の性格をしっかり私も受け継いでしまったようであった。
TBSテレビで夜七時五十八分から、ほんの一分間放送される、「ことばのプリズム」は、短いながらも、タイトルどおり、ことばの意味だけでなく、ことばから派生するいろいろな知識を教えてくれる。番組と番組とのつなぎといったかんじだが、観終わったあと、「うーむ、なるほど。知らなかったあ」と感心してしまう。文字どおり「知るは一時の恥、知らぬは一生の恥」を肝に銘じて、じっと画面を凝視している私なのである。
TBSテレビで夜七時五十八分から、ほんの一分間放送される、「ことばのプリズム」は、短いながらも、タイトルどおり、ことばの意味だけでなく、ことばから派生するいろいろな知識を教えてくれる。番組と番組とのつなぎといったかんじだが、観終わったあと、「うーむ、なるほど。知らなかったあ」と感心してしまう。文字どおり「知るは一時の恥、知らぬは一生の恥」を肝に銘じて、じっと画面を凝視している私なのである。