私は酒が飲めない。そのために酒飲みにどれだけあれやこれやと、ウルサイことをいわれたかを思い出すと腹が立ってくる。まず、「酒の飲めない人間は信用できない」という御意見。私はそれを聞きながら、腹の中で「おまえなんかに信用されなくたっていいわい」とムッとした覚えがある。「飲んでいるときに、シラフの人間がいるとしらける」というのもでた。そこまでいわれて、私は酒場にへらへらくっついていくほど、お人好しじゃないので、酒の上でのおつきあいは無くなった。「酒が飲めないから男ができない」。これについては、一理あるかもしれぬ。学生時代、どれだけコンパやスナックで男と女がくっついたり離れたりしたことか。女が酔ってしまって、男にしなだれかかれば「ニャンニャンをOKしたも同じ」という暗黙の了解があった。クラスの女たちが、ぐふんぐふんといいながら、男に体をささえられてアパートに送られていく横を、私はちっこい目をしっかと見開いて、「私は酔ってませんから送ってくれないでいいです!」とキッパリと宣言して帰った。中には陰で「お高くとまっている」と私のことをいっていた男もいたらしいが、簡単に男にぐふんぐふんいう女のほうがバカなので、そういうアホ男は無視した。だいたい「酒の上での〇〇〇〇」は、〇〇〇〇が何であっても、なあなあで許されてしまうところが嫌である。肝心なことは酒ヌキでやるべきであると思っておるから、別に飲めないために男ができなくてもかまわないのだ。
酒が飲めないから男ができない? フンッ!
私は酒が飲めない。そのために酒飲みにどれだけあれやこれやと、ウルサイことをいわれたかを思い出すと腹が立ってくる。まず、「酒の飲めない人間は信用できない」という御意見。私はそれを聞きながら、腹の中で「おまえなんかに信用されなくたっていいわい」とムッとした覚えがある。「飲んでいるときに、シラフの人間がいるとしらける」というのもでた。そこまでいわれて、私は酒場にへらへらくっついていくほど、お人好しじゃないので、酒の上でのおつきあいは無くなった。「酒が飲めないから男ができない」。これについては、一理あるかもしれぬ。学生時代、どれだけコンパやスナックで男と女がくっついたり離れたりしたことか。女が酔ってしまって、男にしなだれかかれば「ニャンニャンをOKしたも同じ」という暗黙の了解があった。クラスの女たちが、ぐふんぐふんといいながら、男に体をささえられてアパートに送られていく横を、私はちっこい目をしっかと見開いて、「私は酔ってませんから送ってくれないでいいです!」とキッパリと宣言して帰った。中には陰で「お高くとまっている」と私のことをいっていた男もいたらしいが、簡単に男にぐふんぐふんいう女のほうがバカなので、そういうアホ男は無視した。だいたい「酒の上での〇〇〇〇」は、〇〇〇〇が何であっても、なあなあで許されてしまうところが嫌である。肝心なことは酒ヌキでやるべきであると思っておるから、別に飲めないために男ができなくてもかまわないのだ。
私は酒が飲めない。そのために酒飲みにどれだけあれやこれやと、ウルサイことをいわれたかを思い出すと腹が立ってくる。まず、「酒の飲めない人間は信用できない」という御意見。私はそれを聞きながら、腹の中で「おまえなんかに信用されなくたっていいわい」とムッとした覚えがある。「飲んでいるときに、シラフの人間がいるとしらける」というのもでた。そこまでいわれて、私は酒場にへらへらくっついていくほど、お人好しじゃないので、酒の上でのおつきあいは無くなった。「酒が飲めないから男ができない」。これについては、一理あるかもしれぬ。学生時代、どれだけコンパやスナックで男と女がくっついたり離れたりしたことか。女が酔ってしまって、男にしなだれかかれば「ニャンニャンをOKしたも同じ」という暗黙の了解があった。クラスの女たちが、ぐふんぐふんといいながら、男に体をささえられてアパートに送られていく横を、私はちっこい目をしっかと見開いて、「私は酔ってませんから送ってくれないでいいです!」とキッパリと宣言して帰った。中には陰で「お高くとまっている」と私のことをいっていた男もいたらしいが、簡単に男にぐふんぐふんいう女のほうがバカなので、そういうアホ男は無視した。だいたい「酒の上での〇〇〇〇」は、〇〇〇〇が何であっても、なあなあで許されてしまうところが嫌である。肝心なことは酒ヌキでやるべきであると思っておるから、別に飲めないために男ができなくてもかまわないのだ。