秋口から、いろいろな新番組が始まる、という予告はあったが、「これは面白そうだ」と思わせるものは少なかった。しかしその中で、テレビ朝日で始まる「テーマはおんな」には、非常に興味があって、早く始まらないかと楽しみに待っていた。
久和ひとみ、秋野暢子、山村美智子、という三人のレギュラーの人選と、制作スタッフも女性がほとんど、ということだったので、今までにはなかった、「何か」があるのではないかと期待していたのである。
十月三十日、木曜日、夜八時が、第一回目の放送であった。この時間、いつも私は「世界まるごとHOWマッチ」を観ていた。そのうえ、この日から「アメリカ横断ウルトラクイズ」まで始まってしまい、ビデオの裏番組録画をつかっても、おっつかないこの現実をどうしようか、と悩んだ。結局「ウルトラクイズ」は、きっと土曜日の昼間に再放送するだろうとニラんで観るのはやめ、「HOWマッチ」を録画して、チャンネルを10に回したのである。
観終わって、私は非常にガッカリした。あまりに期待が大きすぎたのかもしれないが、「こんな事、いまさらテレビをつかってやることないんじゃないの」と思うことばかりなのである。