山羊の皮をかぶり悪魔をよそおって貧乏人をおどす強欲な僧の話は、東スラヴに圧倒的に多く、バルト諸国でもよく知られています。ロシアでは昔話としてばかりではなく、実際にあったことのように噂が広まったこともあります。一八二五年に当時の首都ペテルブルグのカザン寺院のまえに本物の「角つきの僧がつれてこられる」という噂がたち、庶民ばかりでなく身分の高い人たちまでがその見物におしかけ、大群集がネフスキー修道院を壊しそうな勢いだったという記録まであります。
●埋蔵金(AT831)
山羊の皮をかぶり悪魔をよそおって貧乏人をおどす強欲な僧の話は、東スラヴに圧倒的に多く、バルト諸国でもよく知られています。ロシアでは昔話としてばかりではなく、実際にあったことのように噂が広まったこともあります。一八二五年に当時の首都ペテルブルグのカザン寺院のまえに本物の「角つきの僧がつれてこられる」という噂がたち、庶民ばかりでなく身分の高い人たちまでがその見物におしかけ、大群集がネフスキー修道院を壊しそうな勢いだったという記録まであります。
山羊の皮をかぶり悪魔をよそおって貧乏人をおどす強欲な僧の話は、東スラヴに圧倒的に多く、バルト諸国でもよく知られています。ロシアでは昔話としてばかりではなく、実際にあったことのように噂が広まったこともあります。一八二五年に当時の首都ペテルブルグのカザン寺院のまえに本物の「角つきの僧がつれてこられる」という噂がたち、庶民ばかりでなく身分の高い人たちまでがその見物におしかけ、大群集がネフスキー修道院を壊しそうな勢いだったという記録まであります。