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世界昔ばなし118

时间: 2020-02-18    进入日语论坛
核心提示:その二 わたしのおじが四十歳ごろのときにあった話だが、ノルボというところにきたとき、天まで届くほどの大男がふいに現れた。
(单词翻译:双击或拖选)
その二
 
 わたしのおじが四十歳ごろのときにあった話だが、ノルボというところにきたとき、天まで届くほどの大男がふいに現れた。
「おまえさん、市にいってきたのかい。久しぶりだから、相撲でもとろうじゃないか」
「いやだ。おまえは何者だ」
「今夜は明るい晩だ。相撲をとるにはもってこいの晩だ」
大男は相撲をとる格好をして、放してくれそうにもない。おじは、
「いくらトケビに化かされても、気をたしかにもっていれば生きるすべはある」
と思っていた。
それでふたりは相撲をとった。おじが大男の左の足を折ると、大男は左膝をついてどっと倒れた。
おじはいまのうちだと思って、そばにあったおおばこの茎で大男を縛りつけておいて、おお急ぎで家に帰った。
ところが、夜が明けてからおおぜいで現場にいってみると、大男の姿はなかった。ただ箒が一本しばりつけられていただけだった。
おじはトケビに化かされたんだって、みんながいうんだ。
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