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世界昔ばなし124

时间: 2020-02-18    进入日语论坛
核心提示:ヘビのだんなあるところにひとりのじいさんがいた。かみさんは亡くなって、娘が二人いるだけだった。ある日のこと、じいさんは煮
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 ヘビのだんな                                                                      

あるところにひとりのじいさんがいた。かみさんは亡くなって、娘が二人いるだけだった。ある日のこと、じいさんは煮炊きに使う柴を刈りに山に行き、運悪くマダラヘビに見られちまった。マダラヘビは皮を脱ぐと、網に化け、じいさんを捕まえた。巣にもって帰って、朝飯にしようとすると、じいさんが涙ながらに訴えた。
「わしは殺されてもいいが、うちで待つ二人の娘がふびんでならねえ」
ヘビはじいさんに娘がいると聞くと、すぐにいった。
「娘をひとり嫁によこすなら、おまえは許してやろう」
じいさんは承知するよりほかなかった。家に帰ると、まず姉娘にきょうのことを話した。しかし姉娘はいった。
「ヘビが父さん食ったって、ヘビの嫁になるのはいや」
じいさんはため息ついて、頭を振るばかり。今度は妹娘にきいた。妹娘はいった。
「父さん、ヘビに食われちゃいや。わたしがヘビの嫁になる」
そこでじいさんは妹娘をマダラヘビのところに連れて行った。
ヘビの嫁となった妹娘は、食べるもの、着るもの、みな豪勢で、楽しく毎日を過した。二年あまりの年月が過ぎ、妹娘は父さんに会いに里帰りしたくなった。ヘビは妻を送って行く道すがら、ずっと豆をまいて、
「わたしは先に帰るから、おまえは豆が芽を出したら、豆をたどって帰っておいで」
といった。
妹が立派なみなりで里帰りしたのを見ると、姉娘はねたましくてたまらず、どちらがきれいか比べてみようと妹を井戸端に誘った。ところが水にうつった姿は、妹のほうがずっときれいだ。姉は気持が納まらず、今度は川辺に妹を誘ったが、やはり妹のほうがずっときれいだ。とうとう姉はねたましさから恐ろしいことを思いついて、妹にいった。
「あんたはいっぱい飾りをつけてるからきれいに見えるのよ。ちょっとわたしにつけさせて。それでどっちがきれいか、もう一度水にうつしてみよう」
妹は飾りを姉につけさせた。ところが姉は姿なんかうつさず、いきなり妹を水に突き落した。それから、わざとびっくりあわてたふりをして、父さんに知らせに帰った。
やがて豆が芽を出すと、姉は豆をたどって、ヘビのところに行った。ヘビは、姉娘を見ても、自分の妻のような気がせず、たずねた。
「どうしておまえはそんなあばた面(づら)になったんだい」
姉娘は、きづかれないように、いそいで答えた。
「天然痘にかかって、あばた面になっちゃったのよ」
ヘビは、姉娘が身につけているものは、自分の妻のものだし、里帰りしている間にほんとうに天然痘にかかって醜い顔になったのかと、それ以上たずねなかった。
ある日、姉が髪をとかしていると、一羽の小鳥が窓にとまってさえずった。
「ひと櫛、ひと櫛、あばたやろうが髪とかす、尻までとかす」
姉はカッとして、鳥をたたき殺すと、鍋で煮て、ヘビとふたりで食べた。ところがヘビが食べるとうまいのに、姉が食べると犬の糞(くそ)。姉は怒って、残りを土間にぶちまけた。翌日そこから一本のオリーブがはえてきた。姉は採ってヘビとふたりで食べた。ヘビが食べるのは、みな甘いが、姉が食べるのは、みな辛くて苦い。姉は怒ってオリーブの木を切倒し、かまどで燃やして、灰はゴミために捨ててしまった。
隣りのばあさんがゴミためを見ると、金の菩薩(ぼさつ)像がある。拾って帰ってお祀りした。それからというもの、ばあさんが出かけて帰ると、布は織りあがっているし、ご飯のしたくもできている。ばあさんはふしぎに思った。こんなことがなん日も続くので、ある日、ばあさんはこっそり帰って、家の中をのぞいて見た。するとじいさんのところの妹娘、ヘビの嫁が機を織ったりご飯を作ったりしているじゃないか。ばあさんは急いでヘビに知らせに行った。ヘビが来て見ると、これこそ自分の妻だ。二人は手に手をとって帰り、ヘビは姉娘をひと呑みにしちまった。
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