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世界昔ばなし165

时间: 2020-02-20    进入日语论坛
核心提示:●この世にセミの生まれたわけこれは大正時代から昭和の初めにかけて日本に滞在し、日本の民俗や言語を研究したロシア人学者、ニ
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●この世にセミの生まれたわけ

これは大正時代から昭和の初めにかけて日本に滞在し、日本の民俗や言語を研究したロシア人学者、ニコライ・ネフスキーが採録したアイヌのカムイユカラです。カムイユカラというのは、一定のリフレインを繰り返しながらその間に言葉を挟みこんでストーリーをつづっていく歌のような形式の話で、本編もヘエーエーイノーというリフレインをつけて、歌われたものです。
語り手は、北海道沙流地方に住む、タネサンノ、コポアヌ、鍋沢ユキという三人の女性のうちのひとりですが、そのうちの誰かまではわかりません。
このセミの由来を説く話は、屋根に乗って流されたおばあさんが泣きわめいて、その泣き声があまりにうるさいので、神々がセミの姿に変えてしまったという話がよく知られているのですが、ここに登場するおばあさんはそんなあわれな人物ではなく、強靱な生命力と底知れぬたくましさを感じさせ、思わずクスリとさせられてしまいます。
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