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世界昔ばなし178

时间: 2020-02-20    进入日语论坛
核心提示:●チャンさんと龍宮女房これは、龍王の息子を救った返礼に龍宮に招かれ、龍王の娘を嫁にもらってくるという中国の典型的な龍宮女
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●チャンさんと龍宮女房

これは、龍王の息子を救った返礼に龍宮に招かれ、龍王の娘を嫁にもらってくるという中国の典型的な龍宮女房譚です。龍宮女房譚は、中国では、早く六朝、唐の文献に見え、また現在も各地で広く語られています。この話の後半部は、類話によってさまざまな変化が見られますが、横恋慕した男が、主人公の言葉尻をとらえてわけのわからないものを要求し、それが火をふいて悪者どもを焼きつくすという結末は、時代場所を問わず多くの話に共通しており、興味がもたれます。
ここにとりあげたのは、孫剣冰(スンチエンビン)が一九五四年に中国の内モンゴルの漢民族居住地、傅家〓堵村で記録した話です。話者の秦地女(チンデイニユ)は一八九〇年生まれで、当時六十四歳。孫剣冰は、この時の調査で、秦地女から九篇の話を聞いたそうです。孫剣冰が記録した話を集めた『天牛郎配夫妻』(一九八三)には、このうちの四篇が彼女の単独の語りで載せられていますが、どれも途中に口調のよいくり返しの言葉や、方言による歯切れのいい会話がふんだんに織り込まれていて、たいへん楽しい話です。中国の民話集では珍しいことですが、孫剣冰の記録は、ストーリーの小さな破綻を繕ったりせず、語りの生の調子をよく伝えています。
秦地女は、これらの話を十二、三歳の頃、眠れない夜にお母さんから聞き、お母さんはまたそのお母さんから聞いたのだそうです。お母さんは内モンゴルの人というだけで、漢族なのかモンゴル族なのか不明です。一方、父方の祖母は山東出身で、もとはどさ回りの劇団の人気俳優だったそうですから、彼女の巧みな語りには、このおばあさんの影響もあるのではないでしょうか。
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