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聖岩 Holy Rock13

时间: 2020-02-21    进入日语论坛
核心提示:古都     7   夜熱依然午熱同※[#夜熱依然として午熱に同じ]開門小立月明中※[#門を開きて小《しばら》く立つ月明
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古都
     7
   夜熱依然午熱同※[#夜熱依然として午熱に同じ]
開門小立月明中※[#門を開きて小《しばら》く立つ月明の中]
竹深樹密虫鳴處※[#竹深く樹密にして虫鳴く處《ところ》]
時有微涼不是風※[#時に微涼有り是れ風ならず]
——楊萬里「夏夜逐涼」
楊萬里は百五十年ほどの命運しかなかった南宋の代表的な詩人・文人だが、「時に微涼有り是れ風ならず」という感受性は、繊細すぎて鬼気的でさえある。
彼が死んで七十年後、南宋は亡ぶ。
だが南宋を亡ぼした「元」の詩人|薩都剌《サットラ》が「西湖に遊ぶ」と題する連詩六首を書いたのは、他ならぬこの亡国の都だった。その一首。
少年豪飲酔忘歸※[#少年豪飲し酔いて歸《かえ》るを忘る]
不覺湖船旋旋移※[#湖船旋旋移るを覺《おぼ》えず]
水面夜深銀燭小※[#水面夜深く銀燭は小さく]
越娘低唱月生眉※[#越娘《えつじょう》低唱し月、眉に生ず]
「|越娘《えつじょう》」とは西施のころ「越」と呼ばれたこの地生まれの妓女のこと、「月、眉に生ず」とは月光が横顔を照らし出すという意味のようだが、遠く山西省生まれのモンゴル人詩人を引きつけ、このような妖しく美しい詩を創らせた西湖、杭州の妓女そして廃都の香気は、繊弱だけだったろうか。
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