今、あとがき書いているのは一月ですが、この本が出る頃《ころ》には三月になります。
ちょうど梅が満開の時期でしょうか。
春は芽吹きの季節。色々な花も咲きますが、花によっては花粉も飛びます。僕は重度の花粉症なので、何も対策を講《こう》じないでいると、春先は鼻水を垂らしているだけの生き物と化します。医師に処方してもらった薬を今から飲んでいるのですが、少し頭がぼうっとするので集中力を保つのが難《むずか》しくなります。そうなると仕事が捗《はかど》らなくなり、締《し》め切《き》……
…………
ん、無意識《むいしき》のうちにまたなにかの言《い》い訳《わけ》を始めようとしていたようです。いかんいかん。話題を変えましょう。
書いているものの性格のせいか、僕はどちらかというと取材よりも資料を漁《あさ》る方が多いです。ただ、今回は最初の方に登場する拘置所《こうちしょ》については取材が必要かなと思いました。一度も入ったことがないせいか(当たり前だ)、うまくイメージが湧《わ》かないのです。
法学部出身で犯罪関係に詳しい友人に尋《たず》ねたところ、急な見学はかなり難しい様子《ようす》でした。どうしようかと悩んでいたら、
「後は法律破るしかないんじゃない? イヤでも見学できるよ」
という超投げやりなアドバイスをもらいました。
……まあ、取材は大切だと思いますが、それだけはさすがに遠慮《えんりょ》しました。第一、それはもう「見学」とは言えないと思う……。
結局、複数の資料を照らし合わせることで事なきを得ましたが、最終的に本編に登場したのはほんのわずかだったりします。
法学部出身で犯罪関係に詳しい友人に尋《たず》ねたところ、急な見学はかなり難しい様子《ようす》でした。どうしようかと悩んでいたら、
「後は法律破るしかないんじゃない? イヤでも見学できるよ」
という超投げやりなアドバイスをもらいました。
……まあ、取材は大切だと思いますが、それだけはさすがに遠慮《えんりょ》しました。第一、それはもう「見学」とは言えないと思う……。
結局、複数の資料を照らし合わせることで事なきを得ましたが、最終的に本編に登場したのはほんのわずかだったりします。
さて、四巻まで来ました。
話も佳境に近づきつつありまして、物語の着地点らしきものも見えるところまで来ました。後は開いた風呂敷《ふろしき》をうまく閉じるつもりでいます。
次巻で最終巻の予定です(多分《たぶん》)。
もしよろしければ、次巻もお付き合いください。
話も佳境に近づきつつありまして、物語の着地点らしきものも見えるところまで来ました。後は開いた風呂敷《ふろしき》をうまく閉じるつもりでいます。
次巻で最終巻の予定です(多分《たぶん》)。
もしよろしければ、次巻もお付き合いください。