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食生活を探検する47

时间: 2020-04-21    进入日语论坛
核心提示:人喰いの理由 生物界でも、同種間のとも食いは、めったに起らない現象である。種全体としての存続を維持するのが、生物の第一の
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人喰いの理由

 生物界でも、同種間のとも食いは、めったに起らない現象である。種全体としての存続を維持するのが、生物の第一の目標であるから、同種の個体間での殺しあいは、なるべくさけあうのが、生物界のルールである。このルールやぶりをして、戦争などという大量殺人をしている間は、人間は生物としては、まだまだ未完成の種であるといえるかもしれない。
戦闘でやっつけた者を全部食肉にしてしまうというのだったら、まだ戦争は意味あるものであろうが、人を殺すことは平気でいても、いざ食う段になったら、大変な抵抗感をもつのは、一体どうしたことであろう。
実際は脳活動がストップしたならば、死んだ人間の大部分は、肉であるはずだ。これを、あえて食肉とみなさないのは、人間の肉体に附着した霊魂のたたりを怖がるとかいった、死しても生前の人間活動が、人間のからだに残っているかもしれないという素朴な霊魂崇拝に負うことが大きい。
死者を食うのは、大変残酷で野蛮なことであるとする考え方が一般的である一方、ヘロドトスの「歴史」では、古代スキタイのマガーテ族では、死者を|悼《いた》むあまりに、身内の者が集まって、死体を食ってしまうとされている。
人肉をたべることに抵抗感がある以上、それでも人を食う理由は何であろうか。その動機や目的をちょっと考えると、五つのカテゴリーに分類される。
1 医療用まじない用
この場合は、人体を食品として完全利用することは少ない。身体の特定の部分のみをたべるし、料理としての味付けなどは考慮されない。業病をなおすため人の生血を飲む、生胆をとるために殺人をおかす話は、昔の伝奇小説でおなじみのところである。
中国では父母が難病にかかったとき、子どもあるいは嫁が股の肉を割いて、たべさせるのが一番の療法とされていた。自分の肉を切って父母に勧めるのは、孝行の最高のものとされ、このような孝子には、お上の表彰があった。
ところが、われもわれもと親に自分の肉を食わせては、売名をしようという者が出たので、明、清代には、そんなことをしても賞はやらないぞという禁令を出さなくてはならなかった。
この場合は、股肉の一部をそぎ取るだけなので、生命に別状ない。
2 宗教的意味から
神にささげる最大の犠牲として人間を殺し、神と共食することによって、神と人間のコミュニケーションを行なう。つまり、動物犠牲のうちの最高のものとして、人を殺して食う。あるいは、人をたべることによって、死者が生前もっていた霊魂や力を食った者にのりうつらせようとする目的。メラネシアでは、超自然的な力を獲得しようとおもって、戦争のあと特に敵の勇士や酋長の肉がたべられた。トラファルガーの海戦のあと、ネルソンの遺体がくさらぬように、ラム酒の樽に入れておいた所、水兵達が遺骸を漬けた酒を皆飲んでしまったという話も、似たような動機のものであろう。
3 復讐、憎しみのあまりにたべる
フィジー島では、「オマエを食っちまうぞ!」ということばが、最大のにくまれ口であった。漢文では|敵愾《てきがい》心をあらわす文章に、「彼の肉を食わん」という表現がたびたびある。
憎いヤツの肉を食ってしまった話は、歴史にもあらわれるところである。「続十八史略」でも、明代に、李自成が洛陽を攻めて陥落させたとき、福王常洵を殺し、王の肉を鹿肉とまぜて煮て、この料理に福禄食という語呂あわせの名まえをつけて、食っちまったことがでている。また、たべないにしろ、敵将の頭蓋骨を酒杯に使う話は、日本の戦国時代にもある。マゼランの航海記によると、ブラジルのある部族は、敵の肉を一族の間で分配し、各自一塊ずつ切りとって家にもち帰り燻製にする。そして仇敵のことを忘れないため、これから一切れずつ切りとって、八日目ごとにほかの食物といっしょに焼いてたべたという。
また逆に、愛するあまりたべちまったということもある。「あなたをたべちゃいたいほどかわいいの」といわれたら御用心。
4 蛋白源として
大飢饉や城が敵軍にかこまれたり、難船漂流のときなど食物に困ったさいに、人を食った例は、いくらでもある。この段階ではじめて人肉は食品として認められる。また、東ニューギニアのクククク族の食人の理由の一部は、かれらは動物蛋白源を人間にたよらざるを得ない状態にあるからだという。
5 嗜好品として
さまざまな理由で人の肉の味をおぼえると、禁断の味だけに、人肉に対する異常嗜好がおこり、人を食わないと気がすまないということになる。次にのべるフィジー諸島での、十九世紀初頭における食人は、人肉に対する異状嗜好の流行を示す例である。
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