日语童话故事 日语笑话 日语文章阅读 日语新闻 300篇精选中日文对照阅读 日语励志名言 日本作家简介 三行情书 緋色の研究(血字的研究) 四つの署名(四签名) バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬) 恐怖の谷(恐怖谷) シャーロック・ホームズの冒険(冒险史) シャーロック・ホームズの回想(回忆录) ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记) 鴨川食堂(鸭川食堂) ABC殺人事件(ABC谋杀案) 三体 失われた世界(失落的世界) 日语精彩阅读 日文函电实例 精彩日文晨读 日语阅读短文 日本名家名篇 日剧台词脚本 《论语》中日对照详解 中日对照阅读 日文古典名著 名作のあらすじ 商务日语写作模版 日本民间故事 日语误用例解 日语文章书写要点 日本中小学生作文集 中国百科(日语版) 面接官によく聞かれる33の質問 日语随笔 天声人语 宮沢賢治童話集 日语随笔集 日本語常用文例 日语泛读资料 美しい言葉 日本の昔話 日语作文范文 从日本中小学课本学日文 世界童话寓言日文版 一个日本人的趣味旅行 《孟子》中日对照 魯迅作品集(日本語) 世界の昔話 初级作文 生活场境日语 時候の挨拶 グリム童話 成語故事 日语现代诗 お手紙文例集 川柳 小川未明童話集 ハリー・ポッター 新古今和歌集 ラヴレター 情书 風が強く吹いている强风吹拂
返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本名家名篇 » 作品合集 » 正文

花の百名山189

时间: 2020-06-28    进入日语论坛
核心提示:大江山《おおえやま》   オオバギボウシ 宮福線の大江山口内宮駅の前には、鬼瓦をあしらった低い柱が、装飾的に林立していて
(单词翻译:双击或拖选)
大江山《おおえやま》
   オオバギボウシ
 
 宮福線の大江山口内宮駅の前には、鬼瓦をあしらった低い柱が、装飾的に林立していて、駅舎もなかなかスマートな設計である。案内役の杉山策二、佳子夫妻と、植物学者の赤松氏に迎えられ、三度目の大江ゆきを果たしたのは、つい最近の十月半ばであった。始めは十年以上も前で着物であったので、宮津から福知山へゆくバス道を普甲峠で下り、眼の前にひろがる宮津湾と天橋立の眺めを、やっぱり絶景だなあと感心しながら、東に六〇〇メートル歩いて、比叡山を焼いたあとで、織田信長が比叡山の僧をかくまったとして焼いてしまった普甲寺あとにいった。寺屋敷とよばれて五、六軒の民家があり、再建された普賢堂の前に、空しく草に埋もれた礎石が残っていた。
大江町へと下る道の流れのそばに鬼ケ茶屋というのがあって、童話的な鬼退治の描かれた大|襖《ふすま》がある。源頼光が討伐したのは、鬼ではなくて、藤原氏に反抗して貢物などをうばった一味だという説があり、その方が真実味があるようだ。その屋敷あとや鬼の岩屋や昔の参勤交替のときの石畳の道などもぐるっと一まわりして見た。二度目は初夏で山姿となり、鬼の岩屋の先の鬼嶽稲荷から、千丈ケ岳の八三二・八メートルに立ち、北西の加悦町まで一〇キロ近く歩いた。トチやブナの新緑が美しい千丈ケ岳の北の山腹にオオバギボウシの大群落を見、大分下りて植林地帯に入って、下草にシライトソウの群落を見た。今度は稲荷まで車が入り、千丈ケ岳への道の両側の小灌木は、淡黄の花が春を告げるヒュウガミズキと赤松氏に教わり、この山は北方系、南方系の植物があるのだと知った。頂上の草原にはまだカワラナデシコの赤、シラネニンジンの白、コウゾリナの黄が咲き残り、大江山は鬼の山より、花の山と思った。紅黄葉したブナやカエデの下を稲荷まで下ってくると、南にひろがる丹波路の山々が、雲海の中に濃紺の山なみを浮かべ、大江山は雲も美しいと思った。
雲の峰に|肘《ひじ》する|酒呑童子《しゆてんどうじ》かな
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%