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きれいなお城の怖い話30

时间: 2020-06-30    进入日语论坛
核心提示:美少年の叫び十五世紀、フランス西部。ナントとポワチエを結ぶ街道ぞいにそびえ立つ、難攻不落のティフォージュの城があります。
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美少年の叫び

十五世紀、フランス西部……。ナントとポワチエを結ぶ街道ぞいにそびえ立つ、難攻不落のティフォージュの城があります。この地方に広大な領地を持つフランスきっての大貴族、ジル・ド・レ男爵の持ち城でした。
三重の城壁をめぐらし、豪奢《ごうしや》な大理石彫刻やきらびやかな壁織布で飾られた城の地下室には、ジルと腹心の部下以外は入ることのできない秘密の部屋がありました。今夜もいつもの時間になると、優雅な長身をナイト・ガウンでつつんだジルがその部屋に入ってきました。青い目とブロンドの整った顔立ちですが、そそけだった肌や目の下の隈《くま》が、彼がおくっている自堕落な生活をものがたっていました。
物音がしたので振りむくと、戸口に三人の部下たちが後手に縛り上げたひとりの少年を引きたててきました。淡いブロンドにつぶらな目、白く透きとおるような肌の美しい少年は、これからどんな目にあわされるのかと脅《おび》えきって泣きじゃくりますが、身をもがけばもがくほど、縛られた縄が皮膚に食いこんでいくばかりです。
ジルの合図で、まず部下たちが少年に猿轡《さるぐつわ》をかませ、壁に打ちこんだ鉄の鉤《かぎ》に釣りさげます。おびえて泣き叫ぶ少年があわや窒息しそうになると、ジルは駆けよって少年を鉤から降ろし、膝《ひざ》にのせてやさしく愛撫《あいぶ》してやるのでした。
「よしよし、泣くのはおやめ。なんてこいつらは悪いやつなんだ。だが、もう安心するがいい。この私がきっと助けてやるぞ」
その言葉に少年はよろこんで、愛らしい笑顔を取りもどします。涙にぬれた瞳《ひとみ》がキラキラ輝いて美しいこと……。それを眺めるのが、ジルにはまた、何とも言えない快感なのです。
ジルは少年に頬《ほお》ずりし、頭をなで、しなやかな体をそっと愛撫しはじめました。ところが優しく撫《な》でさすっていた彼の手に急に力が入り、少年の顔や体をあちこち引っかいたり、噛《か》みついたりしはじめました。少年はびっくりして泣きさけび、彼の手から逃れようとします。だがジルは少年の体を左腕で締めつけて動けないようにすると、隠しもっていたナイフをそのたおやかな首に、グサッと突き刺しました。
ジルの顔もガウンも少年の血で真っ赤に染まり、彼は目をギラギラ輝かせて床に倒れた少年のうえにどっかと腰をおろすと、少年の顔が恐ろしい苦痛にゆがむのを食い入るように見つめていました。
が、これで拷問が終わったわけではありません。ジルは少年が着ているものをはぎとって裸にすると、その体をベッドのうえに投げ、自分も裸になって少年の上にまたがって淫《みだ》らなやり方で思いをとげました。恐ろしい高笑いがティフォージュ城の一室にひびきわたります。
この瞬間、ジルは人間ではなく一匹の獣でした。虎《とら》やライオンが手にいれた餌食《えじき》をまえに歓喜するようにして、ジルも歓喜に酔い、吼《ほ》え、歌い、のたうつのでした。ついに少年のからだが人間の形をとどめぬ肉片になってしまうまで、彼の残虐な手はとまることがなかったのです。
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