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黒魔術白魔術01

时间: 2020-07-21    进入日语论坛
核心提示:魔術の儀式魔術の儀式でもっとも重要なのは、魔術師自身の�清め�である。ギリシア・エジプトの魔術教書をもとに、清めの過程を
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魔術の儀式

魔術の儀式でもっとも重要なのは、魔術師自身の�清め�である。ギリシア・エジプトの魔術教書をもとに、清めの過程をご紹介しよう。
[#ここから改行天付き、折り返して2字下げ]
1、新月の三日目の夜、魔術師はナイル河畔におもむき、祭壇にオリーヴで火をおこすこと。
2、日の出まで祭壇のまわりを厳かに歩きまわり、太陽が地平線から離れたらすぐ、処女の白い雌鳥の首をはね、その血を右手にそそいで、ペチャペチャ音をたててなめること。つぎに雌鳥の死骸《しがい》を火に投じてから、魔術師はみずから川に飛び込むこと。
3、魔術師は岸にあがると、濡れた服を脱ぎすてて、新しい服を身につけること。そして、肩ごしに後ろを見たりしないで、その場を立ち去ること。
[#ここで字下げ終わり]
雌鳥の血から吸収された処女性、河への入水、新たな自我を象徴する服の着用によって、魔術師はしだいに日常から切り離されていく。後ろ向きに河からあがり、後ろをみてはならないのは、古い自我との関係を断ち切るためである。
つぎに必要なのは、魔術師の�自制、断食、貞節�である。魔術師は儀式の前には、女色を絶ち、酒や肉を断ち、睡眠も最小限にすることが必要だ。純潔をたもつことで性的エネルギーが蓄積され、食事や睡眠を制限することで、肉体は弱り、逆に精神力が強まっていくからだ。
儀式は一切の邪魔が入らぬ、人目につかない場所で行なうこと。場所は、神秘的で邪悪な雰囲気にあふれた、城、教会、修道院の廃墟《はいきよ》、墓場、森、砂漠などがふさわしい。個人の家でもいいが、その場合は四方の壁に黒い布をかけ、床も黒い敷物でおおい、すべての窓とドアに鍵《かぎ》をかけること。
魔術師は儀式の場所を、月桂樹の葉・樟脳《しようのう》・塩・白い樹脂・硫黄を混ぜあわせた溶液で、よく清めること。月桂樹の葉は麻酔薬、樟脳は貞節をたもつ力を持ち、純潔の白を意味する塩は、邪悪な力から魔術師を守るとされている。
さらに儀式には、様々な道具やアクセサリーが必要である。重要なのは、これらの道具が、すべて「処女(初もの)」であるということだ。魔術師自身の手で道具を作るか、それとも新品を購入することが望ましい。
これまで魔術以外の目的に使われた中古品を使うのは、非常に危険である。その品物がすでに、魔術師が意図しているものと相いれない、何かの影響力を受けているかも知れないからだ。道具の内に秘めた力が、以前の使用によって浪費されていないことが望ましいのだ。
魔術的儀式には、強力な力が作用する。一つ間違えば、その力が�ショート�し、魔術師や助手たちが、打ちのめされたり気絶させられるような危険も起こりうるのである。
儀式には、剣、短剣、鋭いナイフといったものが必要である。これらの品は、月満ちたときに、成功と繁栄の印である�木星�の日と時間に購入すること。それらと力を一つにするため、それらに向けて呪文《じゆもん》をとなえること。
�魔術の杖�は、ファロスのシンボルであり、魔術的力の至高のエンブレムの一つである。『大いなる教書』によると、魔法の杖は日の出に切りとったハシバミの木から作らねばならない。こうすることで、新たに生まれた太陽の、活力にあふれたエネルギーを捕らえることができるのだ。杖の長さは、一九インチ半であることが望ましい。
魔術師は、アドナイとエロイムとエリアルとエホバの名で、杖に対して、「自分の意志に従うよう、自分が引きつけたいと望むものすべてを引きつけるよう、自分が破壊したいと望むものすべてを破壊し、混沌《こんとん》に帰すよう」に命じる。
これらの剣・ナイフ・魔法の杖は、使用のときまで、黒や茶色以外の絹の布で包んでおくこと。使用前に聖水をかけたり、香りでたきこめて、清めておくこと。
魔術師が着る衣装も、重要な要素である。『魔術の諸要素』は、神聖な力が宿っているという理由で、僧侶が礼拝のとき着用した衣を着るようすすめている。それに対して『第四の書』は、頭から足の先まで白い亜麻布でおおうようにすすめている。下着や靴や帽子も、純潔のしるしである白を選ぶこと。
 つぎに魔術師は、きわめて重要な、魔法陣を描くという作業に入る。くれぐれも魔法陣は正確に描くこと。でないと、アメイモン、エジン、ベルゼバブなど、恐ろしい力を持つ悪魔を召還する儀式のとき、魔術師の即死のような恐ろしい結果を生むことになろう。
現代の魔術師マグレガー・メイザーズは、そんな現場にいあわせた経験があるという。魔術師がうっかり上体をかがめ、それが魔法陣の端にかかってしまった。つぎの瞬間、手にした魔法の剣に強いショックが走り、魔術師はそのまま魔法陣の中に引きずりこまれてしまったというのだ。
第一番目の円は直径九フィートで、魔法の剣かナイフかチョークか石灰で描くこと。朱色の顔料で描いても良い。朱色の顔料は、�賢者の石�の成分である水銀と硫黄から出来ており、魔力を帯びていると考えられているのだ。
二番目の円は直径八フィートで、一番目の円の内側に描くこと。そのなかにいくつかの魔力を有する名前を書き、魔法陣の外側のまわりに聖水をまくこと。
魔法陣には、邪悪な力が侵入できるような、裂け目や亀裂を作らないこと。円の線を足で消してしまったりしないよう、十分に注意すること。魔術師や助手たちが円のなかに入って所定の位置についたら、すみやかに裂け目を閉じること。
魔術師エリファス・レヴィは、外側の円を�魔法の剣�の先で描くようにすすめている。内側の円は、子羊の皮か子供の皮膚で作ったヒモを、処刑された罪人の棺オケからとってきた四本の釘《くぎ》で止めて作ること。
その内側には三角形を描き、左右には、クマツヅラでかこった、人間の脂からつくったロウソクをおく。円の一番そとの柱には、五日のあいだ人肉を食べさせられた黒猫の頭、血のなかで溺《おぼ》れ死んだコウモリ、少女と交接した山羊の角、そして親殺し人の頭蓋骨を置くこと。
これらの簡単に手に入るとは言いがたいさまざまなものは、魔法陣から邪悪な力を取り除くためだけでなく、その内部に力を集中するためのものである。さらにこれらのおぞましい小道具は、死・苦悶・暴力・倒錯と結びついたことで、常軌を逸した力をおびている。たとえば処刑された罪人と結びつくことで、釘は、罪人が死の瞬間に覚えた苦悶と怒りの強力なエネルギーを与えられるのだ。罪人が拷問で死んだ場合、そのエネルギーはさらに強いものになるという。
人間の脂から作ったロウソクや、血液のしみついた布は、生命エネルギーを内に秘めている。五日のあいだ人肉を食べさせられた黒猫の頭、血のなかで溺れ死んだコウモリ、少女と交接した山羊の角、そして親殺し人の頭蓋骨は、残酷なおぞましい儀式において呼び起こされる、エネルギーの強力で刺激的な流れをつかさどるものたちである。
そして魔法陣は、これらの力の焦点であり、魔術師が自らの存在の深みから作業に注ぎこもうとするエネルギーの焦点なのだ。
 つぎに円のなかに小さな火鉢を置き、木炭に火をつけて、ドクニンジン、ヒヨス、黒ヘリボー、インド大麻、アヘンなど、さまざまなものを燃やすこと。これらの植物はみな強力な麻酔薬で、麻痺《まひ》や幻覚を引き起こす力を持っている。これらを燃やすことで立ちのぼる煙は、霊を引きよせ、霊に姿をあらわすようにうながす役目をするのだ。
魔術教書の大半が、儀式のさなかに、動物を殺すようすすめている。『真実の書』では、魔術師は魔法の剣で一撃のもとに子供の喉をかき切り、呼び出そうとする霊の名を挙げて、「われはNを讚え、汝を殺す」ととなえる。
『ソロモンの鍵』では、魔術師は子供の頭を一撃のもとにはね、霊の名を挙げて、「ああ、尊き力強きお方よ、この生《い》け贄《に》えが汝《なんじ》を喜ばし汝に受け入れられんことを。どうぞ我らに忠実に仕えたまえ、さればさらによき生け贄えが汝に与えられよう」ととなえる。『ソロモンの鍵』は、善霊に対しては白い動物を、悪霊に対しては黒い動物を捧げるようすすめている。
生け贄えは、若く健康で処女でなければならない。たいてい生け贄えは、儀式のクライマックスで殺されることが多い。古代より、動物はエネルギーの宝庫で、殺されるときにそのエネルギーの大半を解き放つのだと考えられていた。
そのため生け贄えは、円のなかに動物のエネルギーを閉じこめて凝縮するため、円のなかで捧げられる。生け贄えが殺されるときに解き放つエネルギーの総量は、動物の大きさや強さと不釣り合いに大きいのだそうだ。
魔術師は、決してそれを手からもらしてはならない。万一、集中力を欠くようなことがあれば、魔術師は自分が解き放った生け贄えの力によって圧倒され、身を滅ぼしてしまうようなこともあるという。
かくて、清め・儀式の準備・呪文・煙をたくという一連の行為によって、魔術師が自分のなかに引き起こした�狂気�は、生け贄えを殺すというおぞましい行為と、どくどく流れ出る赤い血によって、ここで頂点に達するのである。
『赤い竜』は、こうすすめている。まず一羽の処女の雌鳥を捕まえてくる。これを二つの道のぶつかる十字路に連れていく。時計が真夜中を打ったら、イトスギの棒で円を描く。イトスギは墓場の木で、死の象徴なのだ。
そして魔術師は円のなかに立ち、魔力を最大限に集中し、両手で生きた雌鳥を二つに裂きながら、「エロヒムよ、エサイムよ、わが呼び声を聞け」と、ラテン語の呪文をとなえる。それから東を向き、悪魔に自分のもとに来るよう命ずると、悪魔はすぐ姿をあらわすのだそうだ。
しかし、人間を生け贄えにするほうが、はるかに効果的だという。エリファス・レヴィは、魔術教書が�キッド(子牛、子山羊など)�を殺すと述べている場合、それは動物ではなく人間の子供のことを意味しているのだと言い切っている。
同性愛者の魔術師アレイスター・クローリーは、「至高の霊的なわざにおいては、それに応じて、最も強力で純粋な力を有する生け贄えを選ばなければならない。完全に無垢《むく》で高い知性を持った男子が、もっともふさわしい生け贄えである」という。
しかし人間の生け贄えが手に入ることは滅多にないので、魔術師は動物を殺したり、自分や助手のからだを、血がどっと吹き出るまで傷つけたりした。これが、オルガスムでの性的エネルギーの発散と結びつくと、魔術師の狂気はさらに高まり、円のなかの力はいっそう強まるのである。
こうして円が描かれ、火鉢に火が灯され、魔術師と助手たちが所定の位置について、すべての準備がととのうと、いよいよ降霊術がはじまる。魔術師は呼び出す霊に全神経を集中してから、呪文をとなえ、霊に円の外にあらわれるように命じる。
呪文の内容はさまざまだが、重要なのは、魔力を帯びた名が正確に発音されることである。次に挙げる呪文は、『レメゲトン』からの引用である。無数の魔術教書のなかでも、『レメゲトン』はもっとも強力な呪文の数々を列挙している。
「ああ、我が欲する霊Nよ、我は全能の神の力を得て、ここに汝を呼び出す。そして我はバララメンシス、ポーマキエ、エポロロセデス、最も強力なる王子ゲニオとリアキデ、タータルスの玉座の大臣たち、第九天のアポロギアの玉座の王子たちの名において、汝に命ずる。
我は汝を呼び、汝に命ずる。我が霊Nよ。この降霊術は、もっとも神聖で光栄なるアドナイ、エル、エロイム、エロエ、ゼバオス、エリオン、エシェルス、ヤー、テトラグラマトン、サダイの名によってなされる。今ここに現われて、汝の姿を我に見せよ。この円の外側にはっきりした人間の姿で、恐れも躊躇《ちゆうちよ》もなく、一刻も早く。
世界のいかなる場所からであれ、すみやかに現れ、我が質問に答えよ。すみやかに現れよ、眼に見えるかたちで躊躇することなく。そして我が望むところをいかなることであれ、汝は永遠の命をもつ真の神、ヘリオレムの名によって呼び出されたのだから。われは、汝が従わねばならぬ汝の真の神の名をもって、また汝を支配する王子の名をもって、汝を呼ぶ。
来て、我が意を満たしたまえ。そして我が意に従い最後まで行ないたまえ。我は、あらゆる創造物が従う神の名によって、不滅の名、それによって四大元素が攪乱《かくらん》され、海が引き戻され、火が掻き乱され、大地が揺らされ、天上のもの、地上のもの、地獄のものすべての群れがうち震え混乱に陥る名テトラグラマトン・エホバによって、汝を呼び出す。
姿を現わし、嬉々《きき》として、はっきりと、欺くことなく我に語りかけよ。アドナイ・ゼバオスの名前において来たれ。来たれ。躊躇することなく。王の中の王、アドナイ・サダイが汝に命ずるのだ!」
霊があらわれるまでこの呪文を、三度にわたってくりかえす。初めのうちは穏やかな調子でいいが、しだいに激しく命令的な調子でとなえるようにする。三回同じ呪文を反復しても霊が現れない場合は、さらに強力な呪文をとなえること。
霊が現れたらすぐに火を消し、甘い香りを焚《た》いて丁重に迎えなければならない。しかし、言うことをきかせるため、ペンタグラムとソロモンのしるしを、霊に示すのを忘れてはならない。
霊に命令が下され、霊が魔術師の疑問に答えたなら、儀式は、霊に立ち去ってよいという許可をあたえて、儀式は終了する。魔術師は霊が立ち去るまで、円を離れられない。
「ああ、我が霊Nよ、汝、我が求めに答えたれば、我はここに人や獣を傷つけることなく、立ち去る許可を与えよう。行け、しかし神聖なる魔術の儀式によって呼び出された時は、いつでも時を移さず現われるよう用意をととのえておけ。我は、汝が平穏に立ち去ることを願う。神の平和が、汝と我のあいだに永久にあらんことを、アーメン」
これでも霊が立ち去らない場合は、事態はきわめて深刻だ。魔術師は、この許可を繰りかえし、悪臭を放つ物質を燃やさねばならない。たとえ霊がまったく姿をあらわさず、儀式が失敗に終わったようにみえても、去ってよいという許可をとなえる必要がある。霊が魔術師の知らぬまま、円の外をさまよっている可能性があるからだ……。
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