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スカートの風35

时间: 2020-07-26    进入日语论坛
核心提示:韓国でロング・ヒットを続ける女の「哀歌」 この男はちょっと極端なのではないかと思う方がいるかもしれないが、私が多くの女た
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韓国でロング・ヒットを続ける女の「哀歌」

 この男はちょっと極端なのではないかと思う方がいるかもしれないが、私が多くの女たちに聞いたところでは、それほどひどい分類に属すとも思えない。彼女は耐えきれずに家を飛び出したが、それでもなお耐えている女は多いはずなのだ。
一九六〇年代の歌謡曲だが、現在に至るまで三〇年近く、ロング・ヒットを続けている歌がある。その歌詞を直訳でご紹介しておこう。
がまんすることができないほど
この胸が痛くても
女であるためにひとことも言うことができない私
数えきれない悲しみを一人抱えたまま
つらい人生の道をあえぎながら歩むことを
がまんしなければならないと人はいう
がまんすることができないほど
さみしくても悲しくても
女であるためにがまんしなければならない私
自分で自分の心をなぐさめながら
険しい人生の道をあえぎながら歩むことを
がまんしなければならないと人はいう
 歌のタイトルは「女の一生」、最初にイミザという歌手が歌い、いまでもさまざまな歌手が歌い、多くの女たちが口ずさむ、韓国の代表的な流行歌のひとつとなっている。
この歌を聞いて、男は「まさに女はそうあるべきだ」とうなずき、女は「まさにそうした現実に自分は置かれている」とうなずく。
結婚適齢期を過ぎて独身だと言えば、周囲はもはや、彼女は人生に失敗したものとみなそうとする。そのギリギリの年齢が二五歳くらいだ。親は家の名誉を考えて、いっときでも早く嫁に出したいと思う。娘の心には、周囲からの非難めいた視線が痛いほどに突き刺さってくる。気にいった相手ではないからと、もはやお見合いを回避することができなくなる。こうして、不本意な結婚に仕方なく同意する女は多い。
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