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スカートの風143

时间: 2020-07-28    进入日语论坛
核心提示:韓国人の感情表現韓国の女性とつき合いのある日本の男性によると、韓国の女性は、身体のあちこちが痛いということをしきりに主張
(单词翻译:双击或拖选)
韓国人の感情表現

韓国の女性とつき合いのある日本の男性によると、韓国の女性は、身体のあちこちが痛いということをしきりに主張すると言う。そう言われてみれば私もそうなのだ。気候の違いからくるものもあるが、日本人なら通常は口に出さない程度の痛みまで、すぐに口に出すということであるのかもしれない。
これは感覚の問題だが、韓国人は心の痛みも身体の痛みも同様にすぐに表に表わす。それほど痛くなくとも、自分自身をみじめな患者につくってしまいたい気持ちが強いのだ。ここにも恨《ハン》を楽しむ顔がのぞいているが、人に可《か》哀《わい》相《そう》に思われたいという気持ちと、痛いと言えば横になることも許されるからという、甘えた気持ちがあるのも確かに思える。
女が男の前で痛いと表現すれば、それは自分の弱さの訴えでもあり、弱さはまた女の魅力でもある。韓国の男たちは、痛いのを我慢するような女には魅力がない、痛いという方が可《か》愛《わい》いと感じているのである。
ほんとうは心のなかで悲しいのに、身体の表では悲しくないように見せる日本人。こうしたことも、韓国人が「日本人は二重人格者だ」とみなす場合の「証拠」となっている。
日本人が感情を抑制して間接的に表現するのは、他者との融合が希求されているから。韓国人が感情を抑制することなく直接表現するのも、同様に他者との融合が希求されているから。そこには融合したい場面の違いがある。
だとすれば、日本人では日常性に生きる他者との、韓国人では非日常に生きる他者との融合の場面が、それぞれ欲望の対象となっているのだろうか。
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