恋愛ビギナーの男のコの、最も陥りやすい失敗は、やたらに「押しまくる」ことだと思います。これは、ボク自身、過去にこの失敗を繰り返して実証ずみです。
突っ走ってしまうんですね、男のコってのは。
同い年だったら、精神的には女のコのほうがオトナだ、なんてことをいいますね。実際そのとおりだと思います。ところが、男のコというのは、女のコとつき合い始めると、すぐに、
「オレについてこい!」
という感じになっちゃう。これでは相手をすごく束縛することになり、女のコは窮屈な感じを持ち、逆についてこなくなります。
つまり、男のコの側からいえば、つねに女のコを泳がせておく、ということが肝心なんですね。自由に遊泳させるゆとりを与えておかないと、ついてこれなくなってしまうわけです。二人の間が、あまりにも緊密になってしまうと、余裕がなくなり、「よそ行き顔」をするだけの余地がなくなってくるんです。
いつも、多少、不安な部分、見えない部分、こういうものが、二人の間に介在していたほうが、かえって関係は新鮮度を失わずにすむものです。
女のコのタイプによって、その度合いは、微妙に違いますが、全然「見せない」部分がない、というのは危険です。それは、相手ベッタリ、ということであり、必ず大きな束縛につながってしまうからです。
遊び慣れている女のコが相手の場合、この�ナゾの部分�は、かなり余裕を持ってとっておいていいでしょう。そうでない女のコの場合だったら、
「全部をさらけ出しているようなフリ」
をしながら、実は見せていない部分をとっておく、というのがいいでしょうね。
「自分の生活のなにからなにまで、ボクはキミが大好きだから、すべてキミのために割いてるんだ」
といっておき、別の女のコと会う時間は、
「仕事が忙しい」
ということにしておくべきです。すべてを尽くしている、という風にしておいたほうがいいですね。
遊び慣れてる女のコの場合は、逆に、
「見せられてもいない、見せてもいない」
という部分があったほうが、楽なわけですよね、お互いに。束縛されることが、一番避けなきゃならないことですからね。
まったく距離をおかずに、ドーッと一辺倒になれば、相手は重苦しくなります。自由な恋愛感情は、かったるさに変わってしまいますから、適当な距離をとって運転する、というのが、基本的な方法です。