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恋愛自由自在38

时间: 2020-09-13    进入日语论坛
核心提示:男のコは率先してナイト役に徹しよう ペンションなんかでもそうなんですが、電話でお部屋を予約してくるのは、なぜか女性が多い
(单词翻译:双击或拖选)
 男のコは率先してナイト役に徹しよう
 
 ペンションなんかでもそうなんですが、電話でお部屋を予約してくるのは、なぜか女性が多いんです。それで、下心ありありの男どもが、予約状況を知って、
「このペンションは女のコばっかりだから、期待できそう!」
 とかいってやってくると、意外にも、その女のコたちが、みんなカップルで来てた、なんてことが起こります。
 どうして、日本の男のコは、自分で電話をして、お部屋を予約しようとはしないのでしょうか。
 レストランのメニューにしても、男女のカップルが席に着いた場合、女性のほうに渡されるメニューには各品の値段は記入されていないのが、正統です。
 つまり、男はつねに、女に対してナイトでなければいけないからです。椅子《いす》を引いて腰かけさせてあげる。メニューをとってあげる。会計も、彼の役目。ホテルの予約だって、男のコがやってあげなくちゃいけないと思うんです。
 ルームサービスにしてもそうです。女のコに自分で注文させるようなことは、絶対に避けたいですね。夜だと、まあ飲みものくらい。朝食は、やはりお部屋でとりたいでしょ。だから、その注文の仕方くらい、男のコは覚えておいてもらいたいものです。
 朝、起きる時間が決まっている場合は、備え付けの用紙に注文を書いて、ドアの外にかけておけばいいし、電話で頼む場合も、面倒臭いときはアメリカン・ブレックファストか、コンティネンタル・ブレックファストかのセットで注文してしまえば、簡単ですね。ジュースの種類や、卵料理の好みくらいは、しっかり自分で選んで。もっとバラエティーに富んだ朝食を、と考えているのだったら、パンケーキやオムレツを、数ある種類からチョイスしてみるのもいいでしょう。
 とにかく、せっかくホテルにいるんです。
 普段とは違う、日常の生活から切り離された場面なんだから、男のコはすべからくナイトたるべし、で、女のコはお姫様、という設定をとりましょう。ホテルから戻ってくれば、また普通の生活が始まるわけでしょう? だから、ふだんの生活からポッと切り離されたホテルの非日常生活空間があり、そこだけがメルヘンになっている、ということなんですね。
 ホテル側だって、ラブアフェアのために使われたから、といって眉《まゆ》をひそめることもありません。ホテルの考えてることは、部屋の稼動率《かどうりつ》、回転率、といったことだけですからね。
 むしろ、二人だけで部屋に入って、よけいなことに精を出さない、ラブアフェア客のほうが、なにかとホテル側に対してリアクションの多い、団体客などよりも好感を持って迎えられるはずなんです。部屋の回転率のことから考えても、たとえば昼の三時にチェックインして、夜の一〇時にはチェックアウトしちゃうと、ホテルからすれば、もう一回転できるわけですよね、その部屋が。万々歳というわけです。
 その日のうちに入って、出て。何も恥ずかしがることなんてありません。男のコが率先してナイトぶりを発揮、堂々と明るい時間のホテルライフを楽しみたいもんですね。
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