デパートに買い物にいって迷ったとき、私はなるべく年配の店員さんに相談することにしている。若い人よりも経験が豊富だし、いろいろなアドバイスをしてくれる安心感があったからである。
先日、友だちがガラス?ケースがほしいというので、デパートにいったらば、いろいろなサイズがある。それぞれの寸法の表示がなかったので私はそばにいた年配の店員さんに声をかけ、中に入れるものの大きさをいうと、彼女は、
「それならば、この大きさですね」
と胸を張って、あるケースを指さした。見たところ彼女のいうとおり、それは適当な大きさのように見えたが、念のため、
「内法を測ってくれませんか」
とたのんだ。すると彼女は、
「ものさしを持ってきます」
といい残していなくなったのだが、しばらくして手ぶらで戻ってきて、
「それで大丈夫ですよ」
という、人にあげるものだし、万が一、いらなっかたら交換するのが面倒なので、何度も念を押したのだが、
「大丈夫です!」
と堂々と言い放つのである。
そこまでいわれたら信用するしかないので、私は発送の手続きをした。しかしそれでも何となく不安だったので、私はもう一度、発送担当の別の店員さんに、サイズを確認した。すると彼女は、
「寸法が足りないので、この上のサイズじゃないと入りませんよ」
というではないか。私は、
「しつこく聞いてよかった??????」
とほっとする反面、さっきの店員さんはいったい何をやっているんだろうと、だんだん腹が立ってきたのである。
年配に店員さんを、こちらはベテランだと思って頼りにする。不安なときは誰かに聞くなどしてくれればよいのだが、自信を持って間違ったことをいわれると困ってしまう。単に歳をとっただけの人は、さっさと接客担当からはずしてほしい。