日语童话故事 日语笑话 日语文章阅读 日语新闻 300篇精选中日文对照阅读 日语励志名言 日本作家简介 三行情书 緋色の研究(血字的研究) 四つの署名(四签名) バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬) 恐怖の谷(恐怖谷) シャーロック・ホームズの冒険(冒险史) シャーロック・ホームズの回想(回忆录) ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记) 鴨川食堂(鸭川食堂) ABC殺人事件(ABC谋杀案) 三体 失われた世界(失落的世界) 日语精彩阅读 日文函电实例 精彩日文晨读 日语阅读短文 日本名家名篇 日剧台词脚本 《论语》中日对照详解 中日对照阅读 日文古典名著 名作のあらすじ 商务日语写作模版 日本民间故事 日语误用例解 日语文章书写要点 日本中小学生作文集 中国百科(日语版) 面接官によく聞かれる33の質問 日语随笔 天声人语 宮沢賢治童話集 日语随笔集 日本語常用文例 日语泛读资料 美しい言葉 日本の昔話 日语作文范文 从日本中小学课本学日文 世界童话寓言日文版 一个日本人的趣味旅行 《孟子》中日对照 魯迅作品集(日本語) 世界の昔話 初级作文 生活场境日语 時候の挨拶 グリム童話 成語故事 日语现代诗 お手紙文例集 川柳 小川未明童話集 ハリー・ポッター 新古今和歌集 ラヴレター 情书 風が強く吹いている强风吹拂
返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 世界の昔話 » 正文

ウサギどん キツネどん

时间: 2017-12-12    进入日语论坛
核心提示: むかしむかし、原っぱの中を、ウサギがヒョイヒョイとあるいてきました。 むこうをみると、おいしそうなやさいがたくさんおち
(单词翻译:双击或拖选)
 むかしむかし、原っぱの中を、ウサギがヒョイヒョイとあるいてきました。
 むこうをみると、おいしそうなやさいがたくさんおちています。
(こいつはラッキー)
と、くいしんぼうのウサギは、パッととびつきました。
 ところが、それは人間のしかけたワナで、ウサギはたちまちつかまってしまいました。
 逃げようにも、からだになわがまきついてしまい、うごくこともできません。
 そこへ、ワナをしかけた人間がやってきました。
「やいウサギ! おまえだな、まえからうちの畑のやさいをとってたべたりしていたのは。まずはおまえを、パンパンにぶってやろう」
 そういって人間は、ウサギをぶつための木のえだをとりに林へはいっていきました。
 ちょうどそこへ、キツネがやってきました。
 ワナにはまってうごけないウサギを見ると、キツネは、
「ほう、ウサギどん、きょうはまいってるようだね」
と、いいました。
 キツネとウサギは仲がわるくて、けんかばかりしていたのです。
 キツネがからかうと、ウサギはしばられているのにへいきなかおをして、
「キツネどん、わしがこんなワナなんかに、ひっかかるとおもうかね。これはわざとだ。わしがたのんで、人間にしばってもらったのだよ」
「えっ? なぜ、しばらせたのだい?」
「いま、村の知り合いとばったりあってね。結婚のおいわいがあるので、ぜひきてほしいとたのまれたんだが、その男はわしがきまぐれなのを知っていて、にげられないようにわざと木にぶらさげて、わしをはこぶカゴをとりにいったのさ。わしはそのむかえのカゴを、まっているわけだ」
「ふーん、そんなおいわいなら、ごちそうも多いだろうなあ」
「多いとも! おなかいっぱい、おいしいものがたべられるよ」
「いいなあ」
 くいしんぼうのキツネは、うらやましそうな顔をしています。
「どうだい、わしにかわって、そのおいわいに出てみたくないかい?」
「うん! ウサギどん、たのむから、わしをいかせておくれよ」
「よし、そんなにいうんなら、かわってあげようか」
 そこでウサギは、じぶんのからだのなわをキツネにほどかせて、そのかわりに、キツネのからだをしばってしまいました。
 そしてじぶんはさっさと、どこかへきえていきました。
 そのあとそこへ人間がもどってきて、ウサギがキツネにかわっているのでビックリ。
「あれ、いつのまに、かわったのだい? だが、キツネもニワトリをとったりするこまりものだ。よし、きょうはおまえをこらしめてやろう!」
 人間は木のぼうで、ポカリポカリとキツネをぶちます。
 キツネはしばられているので、にげることができません。
 そのうちに、つかっていた木のぼうがおれたので、男はかわりのぼうをひろいに、また林へはいっていきました。
 そこへウサギが、もどってきました。
「ウサギどん、ウサギどん、たすけてくれ」
と、キツネはいっしょうけんめい、ウサギにたのみます。
「たすけてやってもいいが、これからは、わしに出あったら、『いつでも、お元気ですか? ウサギどん』と、あいさつするかい?」
「うん、するする! きっとあいさつするよ!」
「よし、じゃあ、たすけてやろう」
と、ウサギはキツネのなわをといてやりました。
「ああ、ありがとう。おかげでたすかったよ」
 キツネはウサギにだまされてしばられたこともわすれてしまい、ただワナからぬけでることができたのをよろこんで、おれいをいっています。
 そして、人間がまたぼうをひろってもどってきたときには、ウサギもキツネも、もうどこかへいったあとでした。
 
 
 
 むかしむかし、ある森に、イタズラ好きのウサギがいました。
 そんなイタズラウサギを何とか捕まえようと、キツネはあれこれ考え、
「・・・そうだ! 良い方法があるぞ!」
と、キツネはコールタール(→石炭から取れる、ネバネバしたもの)に松ヤニをたっぷり混ぜると、それで人形を作ってウサギが通る道ばたにポンと立てました。
「さあ、これで完成だ」
 キツネが草むらに隠れると、間もなくイタズラ好きのウサギがやって来ました。
 ウサギは人形を見つけると、人形にあいさつをしました。
「やあ、おはよう。今日は、いい天気だね」
「・・・・・・」
 もちろん、人形は何も言いません。
「おはよう。・・・聞こえないのか?」
「・・・・・・」
「おい、黙っているとは生意気だぞ!」
「・・・・・・」
 人形は、やっぱり何も言いません。
「返事しないと、一発、くらわすぞ!」
「・・・・・・」
 それでも黙っている人形に腹を立てたウサギは、げんこつをにぎると人形の顔をパチンと叩きました。
 すると、
「あっ!」
 ウサギの手は、コールタールの人形にベチャリとくっつきました。
「おい、もう一度殴られる前に、おれさまの手を離したらどうだ!」
 怒ったウサギは、もう片方の手で人形の顔をバシンと叩きました。
 するとその手も、コールタールの人形にベチャリとくっつきました。
「こいつめ!」
 さらに怒ったウサギは、両足で人形を蹴飛ばしました。
 しかし両足も、ベチャリと人形にくっつきます。
「ちくしょう! これでもくらえ!」
 ウサギは次に、頭突きをくらわせました。
 もちろん頭も、ベチャリとくっつきます。
 こうして体中がコールタールの人形にくっついてしまったウサギは、身動き一つ出来なくなりました。
 それを見ていたキツネは、笑いながら草むらから出てきました。
「おやおや、これはウサギくん。
 何だか大変な事になっているね。
 いつも威張っているお前さんも、これでおしまいかな。
 どれ、このまま枯れ草に集めて火をつけて、おいしいウサギの丸焼きを頂こうとするかな」
 それを聞いたウサギは、とてもなさけない声で言いました。
「キツネさん。
 ぼくは、とても悪いウサギです。
 だから、殺されても仕方ありません。
 どうぞこのまま火をつけて、ぼくを丸焼きにしてください。
 ・・・でも、一つだけお願いがあります。
 どうか野バラのしげみにだけは、入れないでください」
「いや、枯葉を集めて火をつけるのはめんどうだから、首つりにしてやるよ」
「どうぞ、首つりにしてください。でも、野バラのしげみにだけは、入れないでください」
「いや、ひもがないから、首つりはやめた。川に沈めてやるよ」
「どうぞ、川に沈めてください。でも、野バラのしげみにだけは、入れないでください」
「いや、この辺りには川がないから、いっそ皮をひんむいてやる」
「どうぞ、皮をひんむいてください。でも、野バラのしげみにだけは、入れないでください」
「・・・うん? お前は、野バラのしげみにだけは、入れてほしくないのか。そうか、そうか」
 キツネはウサギの後ろ足を持ち上げると、
「ならお前を、野バラのしげみに投げ込んでやる!」
と、言って、ウサギを野バラのしげみめがけて力一杯投げつけました。
「ワハハハハハ。どうだウサギめ、まいったか」
 キツネは満足そうに、野バラのしげみを見ました。
 すると突然、
「ははーん。まぬけなキツネ」
と、遠くの丘で、ウサギが叫んでいるではありませんか。
「まさか!」
 ビックリするキツネに、ウサギが得意そうに言いました。
「おれさまが、野バラのしげみの中で生まれたのを忘れたのかい? 野バラとおれさまは親友同士で、野バラがおれを助けてくれたのさ」
 ウサギはそう言うと、どこかへ行ってしまいました。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%