「ただ、汽車に乗るようにって。九と四分の三番線から、十一時発」
ハリーは切符を読みあげた。
おじさん、おばさんが目を丸くした。
「何番線だって」
「九と四分の三」
「バカバカしい。九と四分の三番線なんてあるわけがない」
「僕の切符にそう書いてあるんだ」
「あほう。連中れんちゅうは大バカのコンコンチキだ。まあ、そのうちわかるだろうよ。よかろう。キングズ・クロスに連れていってやろう。どうせ明あ日すはロンドンに出かけることになっていたし。そうでなけりゃわざわざ出かけんがな」
「どうしてロンドンに行くの」
なるべくいい雰ふん囲い気きにしようとしてハリーが尋たずねた。
「ダドリーを病院へ連れていって、あのいまいましいしっぽを、スメルティングズに入学する前に取ってもらわにゃ」
バーノンおじさんは唸うなるように言った。
“我应该坐十一点钟从934 站台开出的火车。” 他读道。他姨父姨妈瞪大了眼睛。“第几站台?”“9 43 站台。”
“别胡说八道了,”弗农姨父说,“根本没有943 站台。”
“我的火车票上就是这么写的。”
“胡说,”弗农姨父说,“他们好多人都疯了,到处乱咋呼。你会明白的。你等着瞧吧。好了,我们送你去国王十字车站。反正我们明天要去伦敦,要不然我才不去找麻烦呢。”
“您上伦敦做什么?”哈利问,希望保持友好气氛。
“带达力上医院,”弗农姨父咆哮起来,“在他上斯梅廷之前把那条可恶的尾巴割掉。”