今週と来週は、「お仕事メレンゲ・ヨーロッパ編」。今、西ドイツで、午後十時くらいまで明るい白夜とかいうなか、名前がちがっててもドイツ人物、なんてだじゃれを言いながらお仕事してるところざんす。
最近髪の毛の色が金だの赤だのの知り合いが多いやなんて思ってたのに、このへんじゃ全員そうなんだもん参っちゃうね。頭の黒い人に会うと、つい声をかけたくなるんだけど、顔見るとうーん、これは中国とかの人かも、ってことが多くて、まだ声をかけてない。
でも私って同国人の見わけかたがへたかもしんない。以前飛行機の中で、右も左も私と似た顔の黒い髪のおじさんだったの。右の人はどうみても中国人。で、左の人に「日本のかたですか?」って声をかけたら中国語で返事されちゃった。あーれーしまった、じゃあ右も左も中国の人だよと思ってたら、右の人、しばらくしたら朝日新聞読んでんの。結局その人とお話ししながら過ごしてたけど、ほんと、しゃべってくんないとわかんないや。
ベルリンの国境を越えるとき、うしろに黒髪の女の子がいたんで、声かけたくて見てたんだけど、となりの白人の男の子と英語でしゃべっててさ。日本人じゃないのかもなー、なんてそのまま離れちゃって残念だった。あと一カ月かそこらで境のなくなるベルリンでいっしょに国境を越えた同国人かもしれなかった彼女。それも同性でとしごろも近そう。私と連れの人たちは日本語で話していたので、もしむこうが日本人だったら絶対わかったはず。これで日本人だったら、完全にわざとのシカトだわ。だってあたし何度も見つめてたんだもん。おとりこみな場所だし、ついに声かけそびれたけどさ。なんか少しくらい表情つくってくれたりしてもよさそうなもんじゃん。まっ、いいけどさっ。
しかしほんとにみんな髪の色、薄いなあ。そのうち、外国で髪を黒く染めるのもはやるといいよね。