返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本名家名篇 » 作品合集 » 正文

海嶺54

时间: 2020-02-28    进入日语论坛
核心提示:重右衛門日記  十月晦日いささかの水より摂《と》らざるに、昨夜二度小用に起きたり。艫《とも》より暗き海に尿《いばり》する
(单词翻译:双击或拖选)
重右衛門日記

  十月晦日
いささかの水より摂《と》らざるに、昨夜二度小用に起きたり。艫《とも》より暗き海に尿《いばり》するに、海中に何やら光る物あり。見定めんとすれば消え、立ち去らんとすれば見ゆ。気味悪き心地して立ち去り難し。故国にて、何か異変ありしやと心乱る。
寝難《いねがた》きまま、一同の行く末を思う。米は充分にありとは言え、水は恃《たの》み難し。薪《まき》にも限りあれば、らんびきにも限りあり。雨仲々に降らず、晴天の打ち続くは、伊勢大神の如何《いか》なる思《おぼ》し召しにや。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%

[查看全部]  相关评论