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首相 「グリーン成長」で産業創造を
7月5日 23時46分
野田総理大臣は、政府の国家戦略会議で、「将来の日本を支えるリーディング産業を創造すべきだ」と述べ、電気自動車向けの蓄電池市場で、日本企業のシェアを拡大したり、海洋で再生可能エネルギー開発をしたりするため、規制緩和などに取り組みを指示しました。
このなかで、古川国家戦略担当大臣は、経済成長と環境保護の両立を目指す「グリーン成長戦略」について、家庭での電気自動車や太陽光発電の普及促進などを盛り込んだ骨子をまとめたことを報告しました。
そして、枝野経済産業大臣が電気自動車や太陽光発電などの普及を図るため、蓄電池の開発に集中的に取り組みを民間企業を後押しし、世界の蓄電池市場での日本企業のシェアをいまの18パーセントから2020年には、50パーセントに引き上げることを目指す方針を説明しました。
「グリーンイノベーションを起爆剤として、将来の日本を支えるリーディング産業を創造していくべきであります。規制制度の見直しなど政府が一丸(いちがん)となって取り組むこと、また、日本の蓄電池の世界市場の獲得や海洋における再生可能エネルギーの導入拡大などの戦略的プロジェクトにしっかりと取り組むことを。」
政府は、ことしの年末までに、「グリーン政策大綱」をとりまとめることにしています。