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速度違反測定ミスで調査チーム
7月6日 7時39分
栃木県の宇都宮東警察署がスピード違反を取り締まる際に、機器の使い方を誤って、正確な測定ができない状態で取締りを繰り返していた問題で、栃木県警察本部は、調査チームを設置して、違反をしていなかった人などが含まれていないか調べることにしています。
栃木県の宇都宮東警察署の交通の担当者17人が、レーダーを使って車などの速度を測る際、レーダーの電波を車に当てる角度を誤って、去年7月からことし5月まで正確な測定ができない状態で取締りを繰り返していました。
栃木県警察本部によりますと、電波を当てる角度を誤ると、実際の速度よりも最大で8パーセント速く計測されるということです。この期間中の取締まりは、およそ4200件に上るということで、栃木県警は、調査チームを設置して、違反をしていなかったり実際より過大に違反をしたとされたりした人が含まれていないか調べることにしています。そのうえで、警察庁などと協議して、必要があれば処分の取り消しなどを行なうということです。