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那智の滝 しめ縄を張り替え
7月9日 17時22分
世界遺産に登録されている和歌山県の熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)で、今月の火祭りを前に、那智の滝の上にかかげられているしめ縄が張り替えられました。
和歌山県 那智勝浦町(なちかつうらちょう)の熊野那智大社では、毎年7月14日に、みこしを大たいまつの炎で清めながら参道をねり歩く那智の火祭りが行なわれています。
ことしの火祭りを前に、きょうはご神体の那智の滝の上にかかげられているしめ縄を張り替える作業が行なわれました。那智の滝は、落差が133メートルで、えぼし姿の5人の神職が足元に注意しながら、古いしめ縄をおろし、長さ26メートルの新しいしめ縄を滝の両側に渡していきました。およそ20分で、真っ白なしめ縄が滝にかかげられました。
熊野那智大社は、去年9月の台風12号の豪雨で滝の周辺が崩れ落ちるなど、大きな被害を受けたため、一時祭りの開催を危ぶむ声もあったということです。