首都高4人死亡事故 前方不注意か
7月12日 4時43分
きのう、東京江東区の首都高速道路で、東京税関の職員が乗ったワンボックスカーがトラックに追突されるなどして4人が死亡した事故で、警視庁は、トラックの運転手が前をよく見ていなかったために、渋滞で速度を落としたワンボックスカーに気づくのが遅れて、事故を起こしたとみて調べています。
きのう午後2時半ごろ、首都高速道路湾岸線で、東京税関の職員6人が乗ったワンボックスカーがトラックに追突されました。この事故で、東京税関の職員、植地 秀樹(うえじ ひでき)さんら男性職員4人が死亡したほか、男性と女性の職員2人が大けがをしました。当時、現場は渋滞していて、ワンボックスカーが速度を落としたところに、トラックが追突したということで、警視庁は、トラックの運転手賀沢 武(かざわ たけし)容疑者を自動車運転過失傷害などの疑いで逮捕しました。
賀沢容疑者は、きのうの朝、東京を出発したあと、栃木県小山市でトラック1台を荷台に載せて、川崎市の港に向かう途中で、目的地に着く直前で事故を起こしたということです。調べに対して、賀沢容疑者は、「前をよく見ていなかった」と供述しているということで、警視庁は、前方不注意が事故の原因とみて調べています。