土用を前にうなぎ値下げの動き
7月15日 18時44分
おいしそうなうなぎのかば焼き、しかし、価格が高騰しています。こうしたなか、今月の土用の牛の日を前に、独自の工夫によって、価格を下げる動きが広がっています。
スーパーでは、うなぎのかば焼きの販売価格が去年より2割から3割程度上昇し、販売数が落ち込んでいます。
「上がってますよね、高いですよね。外で食べても、やっぱりちょっと大きさがちっちゃくなったりとか」
価格高等の原因は、うなぎの稚魚(ちぎょ)シラスウナギが乱獲などにより減ったことです。取り引き価格は、5年前の平均が1キロあたりおよそ36万円、しかし、ことしに入って200万円を超えるケースも出ています。
こうしたなか、大手スーパーでは、独自の工夫で価格を下げる動きが出ています。
セブンアンドアイホールディングスが販売を始めたのは、こちらの商品、1パック100グラム以下と1人前の少量パックにすることで、手の届きやすい商品にしました。さらに、チュウゴクから仲介業者を通さずに、大量に直接仕入れることなどで、コストを削減、大きさなどが同じ他社の商品に比べて、最大で30パーセント程度、価格を抑えたとしています。
「リーズナブルな価格の提供という形で、販売の喚起をしていきたい。土用の丑の日に向けて、1人でも多くのお客さまに、うなぎを買っていただきたい」
また、セイユーは、国産のうなぎを使ったプライベートブランドのかば焼きの価格を来月1日まで、17パーセント引き下げました。
土用の丑の日は、今月27日、これを前に、大手スーパーなどのあいだでは、少しでも価格を下げ、消費者の心をつかもうという動きが広がっています。