星出さん搭乗のソユーズ 飛行順調
7月15日 16時33分
こちら、きょう打ち上げられたロシアの宇宙船ソユーズです。乗っているのは日本人宇宙飛行士の星出 彰彦(あきひこ)さん。星田さんは、宇宙におよそ4か月間滞在し、超小型衛星をロボットアームを使って放出する初めてのミッションに挑戦します。ソユーズは、国際宇宙ステーションに向けて、順調に飛行しています。
打ち上げの日を迎えた星出彰彦さん、宿泊先のホテルの部屋のドアに、サインを書きました。ソユーズで宇宙に向かった歴代の飛行士たちも、サインを残しています。いっしょに乗り組むロシアとアメリカの宇宙飛行士とともに、ロシア正教の聖職者から祝福を受けました。
星田さんの宇宙飛行は、4年前に続き2回目です。
「Three two one lift off」
ソユーズは、およそ9分後にロケットから分離され、打ち上げは成功しました。
日本では、星田さんの中学高校時代の同級生やその家族が打ち上げを見守りました。
「宇宙に行きたくなった。」
「いろいろ調べて、実験して、未来につなげてほしいと思います。」
星田さんは、国際宇宙ステーションにおよそ4か月間滞在し、史上初のミッションに挑戦します。
日本の大学や企業などが開発した5つの超小型衛星をロボットアームを使って、地球を回る軌道に乗せるのです。超小型衛星は、少ない予算で開発できるため、実用化されれば、衛星利用のすそ野が広がると期待されています。星田さんは、機器を操作して、超小型衛星をとりつけた装置を宇宙空間に出します。そして、ロボットアームで方向を決めて、ばねの力で放出します。
ソユーズは、順調に飛行を続けています。星田さんたちは、体を固定されていた座席からすでに離れ、宇宙服を脱いで、船内の生活するための空間に移動しました。
ソユーズは、このまま行けば、日本時間のあさって、国際宇宙ステーションとドッキングします。
すそ野(裾野):山麓の緩やかな傾斜地;上部にあるものを支える基礎になるもの「科学教育のすそ野」