福岡八女 孤立住民を空から救助
7月15日 22時36分
土砂くずれで、孤立する地域も出ています。
「川ぞいの斜面が大きく崩れています。崩れた土砂が道路をふさいでいます。」
福岡県八女市では、土砂崩れなどで、およそ2100世帯5400人あまりが孤立状態になりました。
午前8時すぎには、消防のヘリコプターで、お年寄りが搬送されました。
また、地元の高校の野球部員なども協力して、自衛隊のヘリコプターに、およそ1600食分のおにぎりや飲料水などをつみ込んで、孤立した地区に運び込みました。
「けっこうひどかったんで、ちょっと心配します。心配せずに生活できればいいかなと思います。」
午後からは、ヘリコプターでの救出活動も始まりました。
「取り残された住民のみなさんが次々とヘリコプターに乗り込んでいきます。」
八女市星野村からおよそ50人、八女市 上陽町(じょうようまち)からおよそ30人の住民を近くの小学校などに運びました。
また、一部の地区では、道路の復旧が進み、隣のうきは市の行き来ができるようになりました。住民は、停電した避難所で、ろうそくで1夜をすごしたということです。