16日も猛暑続く 熱中症に注意を
7月15日 18時11分
きょうは、西日本を中心に気温が上がり、山陰や近畿などの各地で、35度以上の猛暑日となりました。あすは、きょうより暑くなるところが多い見込みで、気象庁は、熱中症に十分注意するよう、呼びかけています。
気象庁によりますと、きょうは、前線の影響で、北日本などでは曇りや雨となりましたが、西日本と東日本では、南から暖かい空気が流れ込み、気温が上がりました。特に、山陰や近畿、それに北陸などでは、山越えの乾いた空気が吹きおろして、気温が上がる「フェーン現象」の影響もあって、猛烈な暑さとなりました。
日中の最高気温は、大分県中津市で36度1分、鳥取県 米子市(よなごし)で36度ちょうど、兵庫県豊岡市で35度7分、福井県美浜町で35度5分、大津市で35度ちょうどなどと、いずれもことし初めての猛暑日となりました。
また、京都市と松山市で34度8分、大分県日田市で34度7分、福岡市で34度5分、熊本市で33度8分、東京の都心で32度7分などと、全国の気温の観測点のほぼ半数にあたる、およそ440か所で30度以上となり、厳しい暑さとなりました。
この暑さで、各地で熱中症とみられる症状で、病院に運ばれるケースが相つぎました。このうち、三重県紀北町(きほくちょう)では、テニス大会に参加していた中学生のうち、9人が熱中症の症状を訴えて、救急車で搬送されたということです。また、岐阜県 瑞浪市(みずなみし)でも、剣道大会に参加した中学生10人が熱中症の症状を訴えて、病院に運ばれたということです。
あすは、きょうより暑くなって、猛暑日となるところが多く、ほぼ全国的にあさってにかけて、気温の高い状態が続く見込みです。気象庁は、こまめに水分や塩分をとったり、適切に冷房を使ったりして、熱中症に十分注意するよう、呼びかけています。