記録的大雨「九州北部豪雨」に
7月15日 14時12分
今月11日から、きのうにかけて、九州北部を襲った記録的な大雨について、気象庁は、「平成24年7月九州北部豪雨」と名づけました。
気象庁によりますと、九州北部では、梅雨前線の活動が活発になったため、今月11日から、きのうにかけて、各地で断続的に1時間に100ミリ前後の猛烈な雨が降りました。
この4日間の雨量は、熊本県の阿蘇市乙姫で816.5ミリ、大分県日田市の椿ヶ花(つばきがはな)で656.5ミリ、福岡県の八女市黒木町で649ミリに達しました。
総務省、消防庁などのまとめによりますと、これまでに、水につかったり、壊れたり住宅は少なくとも2800棟にのぼり、死者 行方不明者は合わせて30人を超えています。
気象庁は、復旧活動などを円滑に進めるとともに、災害の記録を残す観点から、名称をつけることがあり、今回の大雨を「平成24年7月九州北部豪雨」と名づけました。