自殺3日前に部屋を荒らされたか
7月13日 18時50分
大津市で、中学2年生の男子生徒が自殺した問題です。生徒は、自殺する3日前に、自宅を訪れた同級生らに部屋を荒らされていた可能性があることがわかりました。いじめをめぐる学校のアンケートにも、「部屋をめちゃめちゃにされたようだ」といった回答が寄せられていて、警察は、いじめや自殺との関連がないかどうか調べることにしています。
この問題をめぐって、大津市教育委員会は、男子生徒が複数の同級生から、いじめを受けていたことを認め、警察が専従の捜査班を設けて、捜査を進めています。
関係者によりますと、男子生徒は、自殺の3日前、自宅を訪れた同級生らに自分の部屋の外で、数を数えて待つように言われ、その後、部屋に戻ると室内が荒らされていたということです。さらに、同級生が帰ったあと、部屋から財布などがなくなっていたということです。学校が全校生徒を対象に行なったアンケートにも、「部屋をめちゃめちゃにされたみたいです」とか、「財布を盗まれたそうです」といった回答が寄せられていたということです。警察は、いじめや自殺との関連がないかどうか調べることにしています。
警察は、自殺のおよそ2週間前に、3人の同級生が男子生徒に暴行をした疑いで、おととい、学校などを捜索しました。そして、きょうからは、1日に6人前後の教師や市の教育委員会の職員などから、任意での聞き取りを本格的に始めました。
警察は、いじめの実態や自殺との関連を解明し、来月中をめどに、立件するかどうかを判断する方針です。