バレエの菅井さん オーケストラ支援の舞台
7月18日 3時50分
財政難で存続が危ぶまれている神奈川県の交響楽団が昨夜、コンサートを開き、2月に国際バレエコンクールで優勝した高校生菅井 円加(まどか)さんが特別出演して、バレエを披露しました。
このコンサートは、神奈川県で唯一のプロの交響楽団神奈川フィルハーモニー管弦楽団が、存続のための資金を集めるため、横浜市中区で開きました。コンサートには、楽団を支援するため、世界で活躍するソプラノ歌手やピアニストらが参加し、ことし2月、スイスのローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した神奈川県厚木市の高校生菅井円加さんも特別出演しました。菅井さんは、チャイコフスキーのバレエ「眠りの森の美女」の一部を披露しました。
この楽団は、国の公益法人制度改革にともない、来年11月までに、およそ3億円にのぼる債務超過を解消して、公益法人に移行しなければならず、今回のチケット料金の4分の3は、存続のための資金にあてられるということです。
「すばらしかったと思います。このオーケストラを末長く支えたいと思いますので、みんなでがんばっていきたいと思います。」