九州北部豪雨 被災地で復旧急ぐ
7月17日 5時16分
記録的な大雨となった九州北部豪雨では、死者、行方不明者が32人に上る甚大な被害が出ました。今後、台風が九州に近づく見込みで、被災地では、行方不明者の捜索や寸断された道路などの復旧が大急ぎで進められています。
大雨の被災地では、いまも各地で土砂が道路をふさいだり、橋が流されたりして、孤立したままとなっています。
このうち、福岡県うきは市では、きのう、市の職員らが仮設の橋を設置するために、歩いて道路をう回して資材を運びました。
川の氾濫による浸水被害も相つぎ、福岡県柳川市では、道路に運び出された泥まみれの家具や畳などをトラックに積み込む作業が行なわれました。
「土砂が結構あるんで、やっぱり大変ですね。人手が足りんもんで、うちもそうなんですけど、やっぱり間に合ってない状況ですね。」
今月11日から断続的に続く九州北部豪雨では、熊本、福岡、大分の3県で28人が死亡、いまも4人の行方がわかっていません。
九州北部では、今後、少しの雨でも土砂災害が起きるおそれがあり、新たな災害に警戒を続きながら、行方不明者の捜索や復旧作業が進められます。