“第1書記後見役”軍職務も解任
7月19日 5時47分
北朝鮮のキムジョンウン第1書記の後見役とされながら、朝鮮労働党でのすべての職務から解任されたリヨンホ氏が、軍の職務も解かれたことが明らかになり、今後も、北朝鮮で同じような高官などの人事が行なわれるかどうか、注目されています。
北朝鮮の首都ピョンヤンでは、きのう、キムジョンウン第1書記に「共和国元帥」の称号が与えられたことを祝う軍の行事が開かれました。このなかで、おととい、軍の次師(じすい)への昇格が発表されたばかりのヒョウヨンチョル氏が、軍の要職である総参謀長として紹介され、ヒョウ氏は、キム第1書記のもとで団結するよう呼びかけました。
軍の総参謀長は、これまで、キム第1書記の後見役の1人とされていたリヨンホ氏が務めていましたが、リ氏は、今週、朝鮮労働党のすべての職務を解任されたのに続き、軍の役職も解かれたことになります。
キム第1書記の登場にあわせ、頭角(とうかく)を現したリヨンホ氏が相ついで職務を失ったことについては、指導部のなかで、何らかのあつれきが生じているのではないかという憶測を呼んでおり、今後も、北朝鮮で同じような高官などの人事が行なわれるかどうか、注目されています。